中小ベンチャー企業部の創業支援プロジェクト「모두의 창업」の合格者5000人のメールアドレスと創業アイデア要約、本評価などが、プラットフォームの一部アプリケーションプログラミングインターフェース(API)を通じて外部に露出したことが判明した。政府はAPIの改編と個人情報管理体制の改善など再発防止策を進める。
ノ・ヨンソク中企部第1次官(長官職務代行)は31日、政府ソウル庁舎で開いた記者ブリーフィングで「国家情報院との合同調査を通じて情報流出の経緯と範囲などを確認した」と述べ、「プラットフォームのセキュリティを強化し、個人情報管理体制を全面的に改善して同様の事態が再発しないようにする」と語った。
調査の結果、「모두의 창업プラットフォーム」の一部APIに非公開情報が含まれており、ウェブクローリングなどを通じてAPIが収集される過程で当該情報が流出したと把握した。当該非公開情報は暗号化されていたが、暗号キーも併せて露出したことが確認された。
流出した情報は▲メールアドレス▲審査評▲200字以内の創業アイデア要約などである。非公開情報へのアクセスを試みたIPは国内IP39個で確認された。
「모두의 창업」は国民なら誰でもアイデアさえあれば創業に挑戦できるよう支援する中企部の代表的な創業プロジェクトである。今年の1期には約6万3000人が応募し、このうち5000人が選定された。
中企部は事故再発を防ぐためにプラットフォームのセキュリティ体制を全面的に改編した。APIを全面点検して含有情報を最小化し、不必要な機能を削除したほか、データベース保護のための新規暗号化ソリューションを導入した。
またAPIへのすべてのアクセスをシステムログとして記録し、ウェブクローリング試行に対する遮断機能を高度化するなど、異常アクセスの検知・遮断体制を強化した。
個人情報管理体制も改善する。会員退会後5年間保管していた個人情報は加入者類型に応じて保有・廃棄基準を区分し、創業アイデア申請書も個人情報管理の範囲に含めて重要情報として管理する。機微情報へのアクセス権限も再設計し、許可された最小人数のみが個人情報を閲覧できるようにした。
中企部は情報流出による合格者の不安を和らげるため、アイデア保護支援にも乗り出した。営業秘密原本証明とアイデアエスクロー費用を支援しており、1日から約1000人の合格者が保護措置を申請した。このうち営業秘密原本証明は785人、アイデアエスクローは232人が利用した。
また知的財産分野の専門家120人余りが参加する「アイデア・コンサルティング・デー」を17の市・道で実施し、約600人が相談を受けた。被害申告センターには先月18日の開所以降、計87件が受け付けられ、このうちアイデア盗用の疑惑を提起した2件は別途調査を進めた。
調査の結果、通報者が提出した創業アイデアと類似したアイテムを載せたサイトが新設されたとの疑惑が提起されたが、当該サイトは「모두의 창업」事業開始前にすでに作られていたことが確認された。中企部は通報者に調査結果を案内した。
中企部は今後、公共情報システム水準のセキュリティ手続きを履行する計画である。8月中旬までに国家情報院のセキュリティ性検討、行政安全部の事前協議、個人情報影響評価、ソフトウェア影響評価など関連手続きを完了し、外部のセキュリティ監視企業と常時のセキュリティ点検体制も構築する。
プラットフォーム運営業者は交代せず、現行システムを維持しながらセキュリティ脆弱性の補完に集中することにした。既存のプラットフォーム構造を改善してセキュリティ水準を高める方針である。
中企部はシステムの補完措置が完了する8月中旬以降、「모두의 창업」第2期の推進を検討する計画である。ノ次官は「可能な限り早く補完措置を終え、8月中旬ごろに第2期の募集を検討している」と述べた。
一方、中企部が17の市・道で実施した現場懇談会では、情報流出への懸念と合わせて創業支援体制の拡充要求も提起された。中企部はこれに応じ、海外AIソリューション購入案内、AIソリューションのデモ会開催、先輩起業家と合格者が交流する「ファウンダーズ・サークル」などを推進したと明らかにした。