EcoProはインドネシアのBNSI製錬所建設現場で22日(現地時間)に反応器入庫式を実施したと、23日に発表した。

反応器は高温・高圧環境でニッケル鉱石と硫酸溶液を反応させ、ニッケル・コバルトなどを分離する中核設備である。BNSI製錬所は年間9万トンのニッケル生産を予定し、1基当たり3万トンの生産能力を備えた反応器3基が設置される予定だ。現在2基が入庫済みで、残る1基は9月に入庫予定である。

22日(現地時間)、インドネシア・スラウェシのBNSI製錬所建設現場で開かれた反応器搬入式に出席した創業者のイドンチェ・エコプロ(右から5人目)ら来賓が記念撮影に臨む。/EcoPro提供

反応器3基が設置されれば、製錬所稼働に必要な中核設備は整う。BNSI製錬所は早ければ年末に竣工および試験生産を経て、来年第2四半期に本格稼働する。

インドネシア政府は反応器の入庫に合わせ、BNSI製錬所一帯を保税区域に指定した。これにより、設備および各種原材料・部品の輸出入時の通関・税務手続きが簡素化され、運営効率が高まる見通しである。

BNSI製錬所はEcoProグループが持ち株39%で筆頭株主として参画し、インドネシアの国営鉱山企業PTVIが30%、中国のGEMが21%などで参加する合弁プロジェクトである。

EcoProグループは原価の約半分を占めるニッケルのコスト競争力強化のため、インドネシアのニッケル製錬所持分に投資してきた。第1段階プロジェクトで年間2万9,000トンのニッケルを確保したのに続き、第2段階の投資で年間3万6,000トンを追加し、合計6万5,000トンのニッケルの需給権を持つことになる。

イドンチェEcoPro創業者は祝辞で「本日入庫された反応器は、インドネシアBNSIプロジェクトの中核設備であり、インドネシアの電池産業の未来を切り開く道標だ」と述べ、「BNSIプロジェクトが計画段階を越え、本格的な建設と完成に向けて大きく前進した」と語った。

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