今年下半期から適用される電気自動車の購入補助金の対象が改編され、車両購入を控える消費者の計算も複雑になった。今年に入って販売台数が560%近く急増した中国の電気自動車BYDは、数百万円規模の国庫補助金が打ち切られ、当面は実購入価格の上昇が避けられなくなった。一方でスウェーデンのポールスターは新たに補助金支給の対象となった。

30日、気候エネルギー環境部によると、7月1日から適用される電気自動車購入補助金の支給対象のうち、乗用車部門で10社が選定された。▲現代自動車 ▲KIA ▲KG Mobility ▲ルノーコリアなど、電気自動車を販売中の国産車4社はいずれも名を連ねた。輸入車では、▲テスラコリア ▲メルセデス・ベンツコリア ▲BMWコリア ▲フォルクスワーゲングループコリア ▲ボルボ自動車コリア ▲ポールスターコリアの6社が選定された。

電気自動車の国家補助金の支給対象に選定された自動車メーカーたち。/気候エネルギー環境部提供

電気自動車の購入補助金は、国が出す国庫補助金と地方自治体が出す地方補助金に分かれる。この日選定されたメーカーは国庫補助金の支給対象である。国庫補助金は乗用車基準で1台あたり最大580万円が支給され、価格が5300万円未満なら補助金が全額支援される。5300万円以上〜8500万円未満なら半分を受け取り、8500万円を超える高価格の電気自動車は補助金がない。

ここに走行距離やバッテリー容量などに応じて、さらに補助金が調整される。現在、最も多くの補助金を受けるモデルは現代自動車の中型セダン「ザ・ニュー・アイオニック6」とKIAの準中型スポーツ用多目的車(SUV)「ザ・ニューEV6」で、いずれも570万円の国庫補助金を受ける。ここに地方補助金は別途支給される。

BYDの中型電動SUV「シーライオン7」。/BYDコリア提供

中国の電気自動車メーカーBYDは国庫補助金の支給対象から外れた。BYDコリアは補助金を合わせた価格競争力を前面に出し、今年1〜5月の販売台数(7023台)を前年同期比558.8%引き上げたが、今回の評価で脱落した。

これまでBYDの中型SUVシーライオン7は出庫価格が4490万円で、従来の国庫補助金と地方補助金を合わせて4200万円台で購入できた。しかし7月からは152万円の国庫補助金がなくなる。このほか、中型セダンのシール後輪駆動モデルと小型ハッチバックのドルフィンも、従来の169万円、109万円の国庫補助金を受けられなくなった。

BYDが国庫補助金の支給対象から外れ、販売台数に影響を及ぼすかどうかに業界の関心が集まっている。ある輸入車関係者は「BYDの購入を検討する顧客は価格競争力が最も重要な部分の一つだ」とし「数百万円水準の国庫補助金がなくなれば、販売台数も打撃を受けざるを得ない」と述べた。

一方、別の関係者は「今年からBYDに対するイメージが肯定的に変わっており、中東の戦争によって電気自動車の需要も上がっていることから、一定水準以上の需要は維持される」とし「BYDの出庫価格は国庫補助金を除外しても依然として競争力がある」と語った。

BYDが国庫補助金に代わる自社補助金を編成するかどうかも注目される。BYDコリアは過去にも自社補助金によって価格競争力を維持してきた。これについてBYDコリアの関係者は「7月の自社補助金の支給可否については現在、決定した事項はない」としつつも「顧客がより合理的な条件で購入できるよう、さまざまな方策を検討している」と述べた。

一方、スウェーデンの電気自動車ブランドであるポールスターは、今回国庫補助金の支給対象に新たに含まれた。これまで中型SUVのポールスター4を購入すると、ソウル市基準で地方補助金15万円にポールスターコリアの自社補助金190万円を受けたが、今後は自社補助金がなくなり、国庫補助金に置き換えられる予定である。

今回の措置は7月1日から即時適用される。これにより、BYDなど補助金支給対象から外れたメーカーの車両を購入した消費者は、自身の車両の引き渡し状況を確認する必要がある。政府は、この日までに国庫補助金が申請・受け付けられた件について、手続きに従って支援対象に選定される場合は補助金を支援する予定である。

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