資源循環エネルギー企業のDS Dansukが、都市鉱山の新規事業である有価金属回収(VMR・Valuable Metals Recovery)事業の初の商用製品をグローバル市場に供給したと29日に明らかにした。今回の供給は、DS Dansukが既存のバッテリーリサイクル事業に続き、非鉄金属ポートフォリオを高付加価値金属回収領域へ広げる初の事例である。
DS Dansukは26日、群山1工場でVMR初の商用製品である貴金属合金鉛(PbAg Bullion)約50トンの出荷を完了した。該当物量は群山港を通じてグローバル企業トラフィギュラ(Trafigura)に供給される。トラフィギュラは1993年に設立され、世界50カ所以上の拠点を保有するコモディティトレーディング企業で、金属・鉱物・エネルギー分野のサプライチェーンを運営している。
VMRは金属工程の副産物から有価金属を回収するDS Dansukの次世代事業の一つである。DS Dansukが副産物を製錬して貴金属合金鉛を生産・販売し、買い手は追加精錬を経て高純度の貴金属を回収する構造だ。貴金属合金鉛は鉛に加えて銀・金まで含有しており、鉛のみで構成された再生鉛より付加価値が高い。
DS Dansukは今年1月の製品試生産以降、工程の安定化作業を経て、3月から本格的な量産体制に入った。会社は今回の初の商業供給を機にVMR事業のグローバル販路を確保し、都市鉱山分野の競争力を継続的に強化していく方針だ。
DS Dansukの関係者は「最近、電子素材産業を中心に銀・金のような高付加価値金属の需要が増えているだけに、今回の供給はDS Dansukの都市鉱山エコシステムを一段広げる契機になる」と述べ、「今後はプリント配線板(PCB)など原料を多角化し、段階的に事業を拡大していく計画だ」と語った。