9年前に稼働を止め、2023年にブロック生産で一部再稼働中の全北・群山造船所が新たな所有者を迎えた。群山造船所はブロック製作基地から完成船建造の造船所へと転換する予定だ。
ジェイオーシャン重工業は26日、全北・群山第2国家産業団地内の群山造船所でHD現代重工業と群山造船所の資産譲渡および事業協力契約を結んだと明らかにした。ジェイオーシャン重工業はHJ重工業の筆頭株主であるエコプライムマリンパシフィックが群山造船所の運営のために設立した法人である。
今回の契約により、HD現代重工業は群山造船所の工場と宿舎、技術教育院など関連する有形資産一切をジェイオーシャン重工業に引き渡す。取引金額は7800億ウォンで、所有権移転は12月31日の予定だ。HD現代重工業は今回の売却を通じて非中核資産を整理し、事業効率を高める計画だ。
本契約は3月にエコプライムマリンパシフィックとHD現代重工業が群山造船所資産の譲渡に向けて合意覚書(MOA)を結んでから約3カ月で締結された。双方はMOA締結後、群山造船所の現場検証とデューディリジェンス(実査)を進めてきた。
群山造船所は造船不況と受注途絶の余波で2017年に稼働を止めた。2023年からブロック生産を再開したが、船1隻を最初から最後まで造る完成船建造体制は整っていなかった。ジェイオーシャン重工業は年末に所有権移転を終えた後、ヤード動線と設備を手直しし、完成船建造に必要なインフラを段階的に補強する計画だ。
HD現代重工業は群山造船所の売却後も、設計業務の受託、原材料の代行調達、オートメーション・スマート造船所に関する技術支援などを提供することにした。ジェイオーシャン重工業はHJ重工業の設計力と環境配慮型船舶技術、グローバルネットワークを群山造船所の運営に取り入れる方針だ。2027年から段階的に船舶建造工程に入り、2028年の初号船建造を目標としている。
群山造船所が完成船建造体制を整えれば、群山・全北圏の造船用機器メーカーや協力会社にも仕事が広がる見通しだ。ジェイオーシャン重工業の関係者は「今回の買収は、単に会社が造船所の用地と設備を確保する次元を越え、全北圏の経済全般に活力を吹き込む大きな転換点になる」と述べ、「周到な準備を通じて新規受注とともに工程が滞りなく進むよう万全を期す」と語った。