大韓航空が縮小していた機長昇格人数を再び増やし、原状回復する方針だ。社内の反発とアシアナ航空との合併で増える操縦士規模を考慮した措置である。人数拡大は12月の合併以後に適用する方針だ。
10日大韓航空によると、同社は現在年間120人の機長昇格人数を、アシアナ航空と合併する年末から168人に増やす案を進めている。
機長昇格は一定期間以上の経歴を積んだ副操縦士のうち、飛行時間と離着陸回数、運送用操縦士資格証などの要件を満たした場合に、昇格人数に合わせてシニョリティ(序列制度)に従って行われる。
先月まで大韓航空の年間機長昇格人数は144人だった。しかし新規副操縦士の人員確保が難しいことなどを理由に、今月から昇格人数を減らすことにしていた。
人員減少は、非空軍士官学校出身の固定翼(戦闘機・輸送機)操縦士の義務服務期間が延長されたことによるものだ。
空軍は2015年下半期の任官者から義務服務期間を10年から13年に延長した。このため2025年下半期に除隊して民間航空会社の副操縦士として採用されるはずだった人員の服務期間が長くなり、一時的に操縦士の需給に空白が生じた状況だ。
結局、副操縦士が不足する状況で機長に昇格させる人数をそのままにしておけば不均衡が生じる。しかし大韓航空は社内の反発が強まると、機長昇格人数を再び増やすことにした。この決定には、530余人のアシアナ航空出身の副操縦士が合併で編入される点も考慮された。
大韓航空は年末から年間168人を機長に昇格させることにした。大韓航空の縮小以前の年間昇格人数が144人であり、アシアナ航空も合併決定前まで年間24人の副操縦士が機長に昇格していた点を勘案すれば、従来の昇進規模を維持した格好だ。
大韓航空関係者は「機長の所要人員は、機材計画、事業量などを総合的に考慮して弾力的に運用している」と述べ、「新型コロナウイルス感染症(コロナ19)事態前には年間72〜96人水準だったが、直近3年間は年平均120人水準へと拡大運用した経緯がある」と語った。