エムエイチエス(MHS)はアジア最大のIT展示会「コンピュテックス2026」に参加し、独自の水冷式冷却技術であるMACS(Micro Aqua Cooling System)を適用した次世代AI半導体向け冷却ソリューションを公開したと2日明らかにした。
最近、AI半導体の性能競争が激化し、電力密度と熱負荷が大幅に増加している。これに伴い、冷却技術はシステム性能とエネルギー効率を左右する中核要素として位置付けられている。MHSは独自技術であるMACSを継続的に高度化してきており、今回のコンピュテックスで次世代水冷冷却システムを公開し、グローバル市場攻略に乗り出す。
MACSは超薄型マイクロチャネル構造を活用し、半導体で発生する熱を効率的に除去するMHSの独自水冷式冷却技術である。微細流路を介して冷却水を循環させて熱を迅速に分散する方式であり、高発熱環境でも安定した冷却性能を実現できることが特徴だ。
今回の展示の核心はMACS技術が適用された「ルネサンス(Renaissance)」シリーズである。ルネサンスはAI半導体と高性能コンピューティング(HPC)環境を狙って開発された製品で、コールドプレートとラジエーター、ポンプを統合した一体型水冷システムである。とりわけエヌビディアRTX 5090級製品を目標に設計され、開発過程で600W以上の発熱環境を基準に性能検証を完了した。
ルネサンスはデータセンターおよびAIサーバー向けパッシブ(Passive)モデルと、高性能PCおよびワークステーション向けアクティブ(Active)モデルで構成される。両製品はいずれも既存の空冷式サーバー構造に対し、別途の大規模設備変更なしに適用できるよう設計されたハイブリッド型水冷ソリューションであり、高い冷却性能と導入の容易性を同時に確保した。
MHSは最大300W級CPUをサポートする空冷式クーラー「モナコ(Monaco)」も公開した。モナコは高性能ワークステーションとサーバー環境を狙った製品で、MHSの特許技術を適用し、高い冷却性能と優れたシステム互換性を実現した。
イム・ジョンスMHS代表は「AIインフラの競争力は結局、発熱制御技術に由来する」と述べ、「MHSは独自技術であるMACSを基盤に次世代AI半導体向け冷却ソリューションを開発してきており、今回のコンピュテックスを通じて差別化された技術力と量産能力をグローバル市場に示す」と語った。