現代自動車グループが香港で現地企業と協力し、水素インフラを構築する。
現代自動車グループは18日、香港コンベンションセンターで開幕した「国際水素開発シンポジウム2026」で、生産から充填・輸送インフラ、水素車普及までを網羅する「水素バリューチェーン」構築に乗り出すと明らかにした。このバリューチェーンには現代自動車や現代建設など韓国と香港の10社が参加する。
今回の協約により、現代自動車は水素生産と活用、充填所建設など事業全般の統括とともに水素モビリティを供給する。現代建設は現地の気候に最適化した水素生産施設を建設する。香港のチュンウォー建設は充填所工事とともに保守管理を担うことにした。
香港は高温多湿の気候により廃棄物からメタンなどのガスが発生する。現代自動車グループはこれを分解して水素を生産する「資源循環型モデル」を構築することにした。このモデルで確保した水素を燃料源として使う乗用・商用車を普及させ、水素充填所を拡大することが今回の協約の核心計画である。
香港は特に全エネルギー源の98.7%を輸入に依存している。さらに国土が狭く山地が多いため、太陽光や風力などのクリーンエネルギーサプライチェーン基盤を確保することが難しい。炭素排出を減らさなければならない状況で、水素が中核の代替案として挙げられたということだ。
実際に香港政府は2024年から水素商用車と充填所インフラ構築を支援する基金を造成するなど、水素産業の育成に乗り出している。特に最近は観光需要が大きく伸び、香港港を中心とした物流移動も活発化しており、水素乗用車や商用車を導入する場合、炭素削減効果がさらに大きくなる可能性がある点も考慮されたとみられる。
シン・スンギュ現代自動車グループ副社長は「香港の積極的な水素政策に歩調を合わせ、現代自動車グループの水素事業の力量と経験を基に現地の水素エコシステムの造成を推進する次元だ」と述べた。