現代自動車のフラッグシップ(代表)セダンであるグレンジャーが車体を拡大し最新技術を加えて約3年ぶりに戻ってきた。14日に公式販売を開始した新型グレンジャーは7世代グレンジャーの部分変更モデル「ザ・ニュー・グレンジャー」だ.
ザ・ニュー・グレンジャーには次世代インフォテインメントシステムであるプレオスコネクトと第2世代ハイブリッドシステムTEMDⅡなど現代自動車の最新技術が盛り込まれた。価格は最上位トリム基準で500万ウォンほど上がった。2年前に11万台を超えて販売されベストセリングカーに名を連ねたグレンジャーが過去の名声を回復するか注目される.
ユン・ヒョジュン現代自動車国内事業本部長は13日、ソウル広津区グランドウォーカーヒルホテルで新型グレンジャーを紹介し「顧客が望むプレミアムセダンは何を備えるべきかを定義することに集中した」と語った.
新型グレンジャーの外観を見ると以前と比べ全体的なシルエットは同じだが、細部で変化がある。二つに分かれていた前面のラジエーターグリルが連結され、グリルデザインには新しいメッシュパターンが適用された。前面のヘッドランプと後面のリアランプはさらに薄くなった。方向指示灯は上部へ移し一体感を持たせたと現代自動車は説明した.
室内は全面的に新設計となった。運転席ステアリングホイール越しのダッシュボードの計器盤はサイズが小さくなった9.9インチの「スリムディスプレイ」に変わった。ここに中央にプレオスコネクト(プレオス)を活用できる17インチ16:9比率の大型ディスプレイが搭載された.
運転席スリムディスプレイには速度や燃料ゲージなど必須情報のみ表示される。ヘッドアップディスプレイで簡素化されたナビゲーション情報を確認でき、より細分化されたナビゲーションや走行情報はプレオスで見る構造だ.
全長(長さ)は以前のモデルより15㎜伸びて5050㎜だ。そのほか幅1880㎜、高さ1460㎜、ホイールベース2895㎜のサイズを備えた.
現代自動車プレオスコネクト開発担当者は「プレオスを適用することにした時からこのような構造を構想した」とし「運転者が最大限前方に集中し、走行中の視線分散を最小化するためだ」と説明した.
プレオスは今後発売される現代自動車の全車種に搭載される予定である。小さい車格であるほど中央ディスプレイのサイズが小さくなり運転席補助ディスプレイが搭載されない場合もある.
プレオスを通じて車両乗員はナビゲーションだけでなくメディア、車両制御など複数の機能を使える。特に大規模言語モデル(LLM)ベースの人工知能(AI)であるグレオAIが搭載された.
使用は簡単な部類だ。ステアリングホイールの音声認識ボタンを押して命令すればよい。実際に「窓を下げてほしい」と言うと「すでに下がっています」と答え、「後部座席の窓を下げて」と命令すると即座に窓が開くなど反応性が良かった。現代自動車側は「車両制御だけでなく知識検索などの機能を提供する秘書だ」と述べた.
電動式エアベントが入ったのも以前のモデルと異なる点だ。手で送風口を調整する代わりに、ディスプレイを通じて操作できる。また左右に長く伸びていた送風口を外部から見えにくいように隠し高級感を高めたと現代自動車は説明した.
現代自動車は新型グレンジャーに電動式カバーがあったパノラマサンルーフの代わりに、縦200㎜、横88㎜ほどサイズを拡大したグラスルーフを選択した。ハン・ドンヒョク現代自動車MLVプロジェクト2室長は「2枚のガラスの間に日光を遮断するフィルムを入れて光の透過を遮断した」と語った。グラスルーフを六つのパーツに分けてオンオフできるのも長所とみられた.
走行性能を高めたのも特徴だ。現代自動車は今回の部分変更を経てグレンジャーに最新ハイブリッドシステムTEMDⅡを搭載した。1.6L(リットル)ターボエンジンと自動変速機、モーター2個を組み合わせた構造だ.
このシステムには駆動および回生制動を担う駆動モーターと、始動と発電を行う始動モーターが結合されている。これにより最高出力239馬力を発揮し、複合燃費はリットル当たり18㎞だ。停止状態から時速100㎞までは8秒かかる。ガソリン2.5トリムの最高出力は198馬力、最大トルクは25.3kgf·mだ。複合燃費は18インチタイヤ基準でリットル当たり11.6㎞だ.
このほか20インチホイール仕様でのみ適用されていたプレビュー電子制御サスペンション(ECS)を19インチホイール仕様まで拡大した。ECSは車両が路面を感知し車体の動きを制御して乗り心地を高める.
また高速道路ボディモーションコントロール(HBC)機能も備えた。あわせて狭い路地の走行経路を記憶し後退時にその経路どおりに操舵を補助する記憶後進補助機能もある。トランク容量は480Lだ。ゴルフバッグ4個とボストンバッグ2個が入る.
新型グレンジャーは▲ガソリン2.5 ▲ガソリン3.5 ▲LPG 3.5 ▲ガソリン1.6ターボハイブリッドの4つのエンジンラインアップで発売される.
ガソリン2.5の開始価格(個別消費税3.5%適用)は3798万ウォン(以前のモデル)から4185万ウォンへ上がった。ガソリン3.5も4045万ウォンから4432万ウォンに、LPG 3.5は3865万ウォンから4331万ウォンにそれぞれ上がった。最上位トリムであるカリグラフィーは4710万ウォンから5236万ウォンへと500万ウォン余り上昇した.
新型グレンジャーのハイブリッドモデルは4864万ウォンから始まる。まだ環境配慮車告示が行われておらず、税制優遇適用価格は公開されていない。税制優遇が適用された以前のハイブリッドモデルの開始価格は4354万ウォンだった.