現代自動車グループのロボット系子会社ボストン・ダイナミクスが5日(現地時間)、YouTubeチャンネルを通じて、ヒューマノイドロボット「アトラス」が高度な器械体操動作を披露する映像を公開した。
当該映像でアトラスは、その場で両腕で体を支える逆立ちの姿勢を取る。両手のひらでバランスを取ったこの姿勢から脚を頭の前に持っていき、すぐに腕の間に脚を通して「Lシット」の姿勢を取った。この姿勢は高度な器械体操の動作で、両手で体を支えたまま脚を前方に伸ばし、体を「L」の字にすることを指す。
アトラスが披露した動作は、上半身と腕の関節を同時に精密制御してこそ可能だ。胴体に比べ面積の小さい両手で全身の重さを支える様子は、ボストン・ダイナミクスの技術段階が高度化したことを意味すると評価される。今後、製造現場で重い物体を持って移動したり、非定型の姿勢で作業できるという可能性が高まったことになる。
今回の動作には強化学習に基づく全身制御技術が適用された。ロボットが反復的なシミュレーションと試行錯誤を通じて、自ら動きとバランス戦略を学習するアプローチだ。姿勢の変換などが連続して発生する複雑な動作を行う際、この制御技術がより柔軟な動きを実現するうえで強みがあると現代自動車グループ側は説明した。
とりわけ今回の映像のアトラスは研究用モデルではなく、実際の現場投入を念頭に置いた開発型モデルである。ボストン・ダイナミクスが開発型アトラスの作動映像を公開したのは今回が初めてだ。1月のCESで公開されていたアトラスも研究用モデルだった。開発型モデルも当時展示はされたが、作動はしなかった。
現代自動車グループは今後、現代自動車グループ・メタプラント・アメリカ(HMGMA)にアトラス開発型モデルを投入し、工程単位ごとの検証を進める計画だ。