若手起業家の間で、規制サンドボックス制度は実効性が低いとの指摘が出た。現場の一部では「選定されない方がむしろ有利だ」という主張も提起された。
中小企業オンブズマンは28日、クァンジュ北区の中小ベンチャー企業振興公団青年創業士官学校を訪れ、起業家の規制に関する困りごとを聴取したと明らかにした.
今回の懇談会は、創業初期の企業が直面する行政上の障壁を点検するために設けられた。オンブズマンと中小企業振興公団は2015年から現場懇談会を共同開催してきた。
現場では、規制サンドボックス後の制度化の遅れが集中的に提起された。人工知能(AI)基盤の仲介プラットフォームを運営するあるスタートアップ代表は「実証が終わっても関連法令が整備されず、事業が止まる『デスバレー』が発生する」と述べた。
この代表は「府省間協議が長引くと、かえって規制サンドボックスを利用しない方が有利な状況も生じる」とし、「法令整備まで事業を継続できるよう、特例の有効期間を延長する根拠が必要だ」と語った。
オンブズマン側も制度の限界を認めた。チェ・スンジェオンブズマンは「承認された実証事業の相当数が制度化につながっていない」とし「府省間の見解相違や立法の遅れなどで転換が遅れている」と述べた。
続けて「特例適用を弾力的に運用するか、有効期間の延長などを通じて制度を補完する必要がある」とした。
この日の懇談会では、販路確保、創業企業確認書の有効期間拡大、若年層向けの法人税減免など多様な提案も出た。
オンブズマンは懇談会に先立ち、ミールキット事業に関するHACCP製造施設導入予定の現場を点検し、青年創業士官学校内の試作品製作室やスタジオなどを視察した。
その後、自動運転部品企業のSOS LABを訪れ、技術基盤スタートアップの困りごとも聴取した。企業は財務基準だけでなく、技術力と成長性を反映した研究開発(R&D)支援の拡大を求めた。
チョ・ハンギョ中小企業振興公団人材成長理事は「現場の意見が政策に反映されるよう役割を強化する」とし、チェ・オンブズマンは「創業企業が行政手続で機会を失わないよう制度改善を推進する」と述べた。