KIAが2030年に売上高170兆ウォン、営業利益17兆ウォンという目標を示した。これに向けて2030年までにハイブリッド13車種、電気自動車14車種を前面に出し、グローバル市場シェア4.5%に当たる413万台を販売する。
KIAは9日、ソウル中区新羅ホテルで「2026 CEOインベスターデー」を開き、投資家とアナリストなどを対象に中長期の事業戦略を公開した。ソン・ホソンKIA社長は「EV(電気自動車)、HEV(ハイブリッド車)、自動運転、ロボティクスとともに最も速いスピードで成長する」と述べ、「内外の不確実性が拡大する環境でも差別化した戦略で市場変化に先制的に対応する」と語った。
KIAは今年の財務目標として売上高122兆3000億ウォン、営業利益10兆2000億ウォンを示した。いずれも前年比でそれぞれ7.2%、12.4%増の水準である。これに伴う営業利益率の目標値は8.3%で、実現すれば昨年より0.3ポイント改善する。
中長期の財務目標としては2028年に売上高150兆ウォン、営業利益率9%を示した。さらに2030年には売上高170兆ウォン、営業利益17兆ウォンで営業利益率10%を達成する計画である。KIAは2023年(11.6%)、2024年(11.8%)にそれぞれ営業利益率10%を上回った経緯がある。
これらの目標のためには新車効果と環境対応車の販売拡大による超過成長が不可欠である。KIAは今年335万台を販売し、グローバル市場シェア3.8%を達成する目標だ。2030年には413万台、シェア4.5%を公言した。
◇ 2030年に413万台販売を目標…HEV110万台、EV100万台
KIAは地域別の電動化移行のスピードを踏まえ、内燃機関とハイブリッドのラインアップを継続拡大することにした。2030年までに内燃機関の新車9車種を投入し、2030年にハイブリッド13車種を運用するなど、多角化したパワートレーンのポートフォリオを構築する。販売目標は内燃機関198万台、航続距離延長型電気自動車(EREV)を含むハイブリッド(xHEV)115万台だ。
EREVを除けばハイブリッドの販売台数は今年の69万台から2030年に110万台へ拡大する。これに加え、中長期的に生産能力も40万台を追加確保することにした。KIA関係者は「韓国・中国・インド・メキシコの工場を、内燃機関とハイブリッド需要が拡大する新興市場の主要供給拠点として活用し、グローバルな柔軟生産体制を強化する予定だ」と明らかにした。
電気自動車戦略も強化する。KIAは2030年に電気自動車販売100万台、シェア3.8%の達成を推進することにした。これに向けて、今年の11モデルから2030年までに乗用2車種、スポーツ用多目的車(SUV)9車種、目的基盤車(PBV)3車種など計14モデルへ電気自動車のラインアップを拡張する。さしあたって今年は「EV2」と「シロスEV」などのボリュームEVが発売される。
PBVの場合、KIAは昨年PV5を発売し、昨年までに約8500台を販売した。今年はグローバル本格展開を通じて年間5万4000台を販売する目標だ。KIAは2027年にPV7、2029年にPV9を発売してPBVのフルラインアップを構築し、40種類以上のボディタイプによって顧客向けのカスタマイズ型モビリティソリューションを提供する計画である。
◇ 2030年に米国102万台、シェア6.2%…欧州はEV比率66%へ
KIAは2030年にグローバル413万台の販売目標を達成するため、米国・欧州・新興市場別に差別化した戦略を策定した。
まず米国では2030年に102万台、シェア6.2%の達成を掲げた。これに向けてKIAはHEVのラインアップを4車種から8車種へ拡大し、SUVのフルラインアップを基盤にボリュームモデルを育成することにした。ピックアップ市場にも参入する。
欧州市場では2030年に74万6000台、シェア4.8%の達成を目標として示した。欧州の電気自動車需要は2030年に43%の比重へ拡大すると見込まれるが、KIAはこれより23ポイント高い販売の66%を電気自動車で満たす計画である。
新興市場では昨年(100万台)より約50万台増の148万台を2030年の目標として示した。市場シェアでは6.6%の水準である。
とりわけインドでは2030年に41万台、シェア7.6%の達成を目標にラインアップを10車種へ拡大する。シロスEV、ソレントHEV、カーニバルHEVなど環境対応車8車種を運用し、ディーラーネットワークも800拠点へ拡大することにした。新興市場で最大のボリューム車級である小型SUVを攻略するため、セルトスとソネットを2030年にそれぞれ20万台以上販売する計画だ。