韓国の完成車5社が3月の販売実績を公表した。KIAが電気自動車の好調に支えられ歴代1〜3月期で最多の販売台数を記録し、韓国GMとKG Mobility(KGM)、ルノーコリアも3月は成長を示した。現代自動車は地政学的リスクの拡大により内需と海外のいずれも3月の販売台数が減少した。
KIAは先月の販売台数が前年同期比2.7%増の28万5854台だったと1日明らかにした。国内販売が5万6404台で12.8%増えた一方、海外販売は22万8978台で0.4%増にとどまった。特殊車両は472台で74.8%増だった。
これに伴う1〜3月期の累計販売台数は77万9169台で、1962年に自動車販売を開始して以来、歴代1〜3月期で最多だ。KIA関係者は「先月中東地域の地政学的リスクでアジア・中東の販売が一部減少したが、それ以外の地域で環境対応車が堅調な需要を示し、歴代1〜3月期の最多販売を記録した」と述べた。
電気自動車が1〜3月期の実績を牽引した。1〜3月期の電気自動車販売台数は3万4303台で、四半期として過去最多を記録した。「EV3」が8674台で最も多く、「PV5」と「EV5」がそれぞれ8086台、6884台で続いた。
現代自動車は先月、国内外で計35万8759台を販売した。1年前の同期間より2.3%減少した。内需販売が6万1850台で2.0%減少し、海外販売も29万6909台で2.4%減った。1〜3月期の累計販売台数は97万5213台で、2.6%減少した。現代自動車関係者は「地政学的リスクの拡大などにより非友好的な経営環境が続いている」と述べた。
国内ではセダンは「グレンジャー」7574台を含め1万9701台が販売された。スポーツ用多目的車(SUV)は「コナ」(4104台)をはじめ、「トゥーソン」(3915台)、「サンタフェ」(3621台)など2万1320台を記録した。プレミアムブランドのジェネシスは1万446台だった。「G80」が4001台で最も多かった。
現代自動車の1〜3月期の環境対応車販売が、歴代1〜3月期で最多を記録した点は注目に値する。電気自動車1万9040台、ハイブリッド3万9597台などに支えられ、環境対応車の1〜3月期の総販売台数は6万214台となった。
韓国GMとKG Mobility、ルノーコリアなど中堅3社はいずれも3月の販売台数が増加した。
韓国GMは先月合計5万1215台を販売した。1年前の同期間より24.2%増加した。韓国GMの月間販売は1月に前年同月比41.4%増となった後、2月は7.6%減少したが、3月に反騰に成功した。3月の内需販売が911台で34.8%急減した一方、海外販売が5万304台で26.2%増加し、全体の業績を牽引した。ただし1〜3月期の販売台数は1万6620台で8.5%減少した。
韓国GMの輸出台数を支えるモデルはシボレー・トラックス・クロスオーバーとトレイルブレイザーで、3月にそれぞれ12.6%、56.0%増の3万761台、1万9543台を記録した。トラックス・クロスオーバーは直近3年連続で韓国の乗用車輸出1位を記録し、トレイルブレイザーも乗用車輸出の上位5位圏モデルとして定着している。
KGMの先月の販売台数は前年同月比5.5%増の1万4台となった。月間販売が1万台を超えたのは昨年9月(1万636台)以来6カ月ぶりだ。輸出は13.6%減の5422台にとどまったが、内需が4582台で42.8%増加し、業績が改善した。1〜3月期の販売台数は2万7077台で、4.1%増えた。
1月に発売したピックアップ「ムッソー」が2月の1393台に続き先月は1854台販売されるなど、全体の上昇基調を牽引した。KGM関係者は「ムッソーは3月初めまでの累計受注台数が5000台を超え、国内ピックアップ市場で80%以上のシェアを記録するなど、市場で好評を得ている」と語った。
ルノーコリアも先月の販売台数が前年同月比9.0%増の8996台を記録した。内需は8.4%増の6630台、輸出は10.6%増の2366台となった。これに伴う1〜3月期の販売台数は5752台で25.8%増加した。
ルノーコリアはハイブリッドモデルを中心に成長している。先月、国内で販売したハイブリッドモデルは5999台で、国内販売全体の90%以上を占めた。先月出荷を開始した「フィラント」が4920台販売され、ハイブリッド全体の販売を牽引した。