現代ロテムが改造開発中の中東型K2戦車(K2ME)の実機を初公開した。
現代ロテムは26日、慶尚南道チャンウォン特例市にあるチャンウォン工場で「中東型K2戦車(K2ME)出荷式」を開き、協力会社とともに改造開発中の中東型K2戦車プラットフォームの実機を披露したと27日に明らかにした。
当日の行事には国会と地方自治体、防衛事業庁(防衛装備品の調達・管理機関。略称・防事庁)、国防技術振興研究所(略称・国技研)をはじめ、主要中東各国の駐在武官部など国内外の政財界関係者と協力会社、現代ロテムの役職員らが出席した。
今回の行事は「防衛事業庁長の承認があれば、防衛産業企業も研究開発(R&D)や広報目的で防衛物資を自社生産または保有できる」という内容の防衛事業法改正案が2025年7月に国会を通過し、整備されたものだ。
現代ロテムは約90%水準のK2戦車部品の国産化率をさらに引き上げるため、協力会社と研究開発(R&D)を加速している。従来は一部の外国産部品の使用により中東をはじめとする特定地域への輸出に制約があったが、今後は部品の国産化によって多様な輸出拠点を確保し、協力会社の技術自立を支援する構想だ。輸出の成果は協力会社と分かち合う。
国産化率とともに性能も改善される中東型K2戦車は、防事庁が主管し国技研が事業管理を担う武器体系改造開発課題として2024年から協力会社と改造開発中の地上武器体系である。中東地域の高温環境を考慮し、摂氏50度まで上がる猛暑の中でも安定して任務を遂行できる輸出型モデルだ。
当日の行事では、中東型K2戦車に新たに搭載された性能改善型部品も展示された。輸出型モデルに初めて適用される国産パワーパックには、従来より冷却効果が高まった放熱器と、外気を吸入してエンジン冷却水の機能を維持する冷却ハウジングが装着される。砲塔には内部に冷たい空気を供給して電子装備の機能を維持し、乗員に快適な搭乗環境を提供する砲塔補助冷房装置が入る。
冷却容量が増えた作動油冷却装置も中東型K2戦車に搭載される。この装置は、戦車の滑らかな走行と姿勢制御に中核的役割を果たす油気圧懸架装置(ISU)が高温でも円滑に作動するよう支援する。新たに開発された柔軟素材燃料タンクは砂漠の砂地地形を考慮し、高い弾性と防振性能を備えるだけでなく、容量もさらに増加した。高温環境に特化した射手補助照準鏡を含む各種電子装備もすでに開発が完了した状態だ。
イ・ヨンベ現代ロテム代表理事社長は「世界の安全保障環境が急速に変化する中で、中東市場輸出を目標に推進された今回の研究・開発の成果は、K-防衛産業のグローバル競争力を一段と強化することに寄与するだろう」と述べ、「今後も政府と軍、協力企業と緊密に協議しながら、韓国の防衛産業の競争力向上に貢献していく」と強調した。