永豊の株主であるKZ Precisionが永豊の定時株主総会を前に、永豊の取締役会に株主提案を行ったと4日明らかにした。株主提案の内容は、監査委員の分離選任拡大と株主還元、ESG委員会の格上げ、自己株式の取得・消却などである.
KZ Precisionは、永豊には株価の割安、業績悪化、ソクポ製錬所を巡る環境汚染・安全問題、監督当局が調査中の環境汚染関連の減損損失未認識など会計上の問題点、社外取締役の独立性毀損への懸念などの課題があるとし、このように述べた.
監査委員分離選任拡大は、現行1人である監査委員の分離選任を2人に拡大するための定款改正である。これにより、今年9月から施行される改正商法の趣旨を先取りして反映し、経営の透明性を高めるべきだという提案である.
株主還元の議案は、今年自己株式を適正規模で取得し、取得株式を年末までにすべて消却する内容が骨子である。あわせて、現物配当の導入と四半期配当の根拠を新設するための定款改正も含まれた.
KZ Precisionは、現金中心の配当方針だけでは株主還元需要に十分対応しにくく、会社の財務状況と投資余力も考慮すべきであることから、金銭・株式以外に他社株式などのその他の財産でも配当できるようにすべきだと主張する。永豊は高麗亜鉛の持ち株25.42%を保有している.
ESG委員会格上げの議案は、取締役会内の委員会を取締役会内の理事会に格上げし、取締役会内で永豊のESG目標を設定し、履行状況を監視・検討する独立した社外取締役で構成すべきだという内容が骨子である.
KZ Precisionは当初、永豊に対し先月20日までに当該株主提案に回答するよう求めたが、永豊は自己株式の取得および消却の件が適法な株主提案に該当するかを判断するための具体的な再説明を要求している状況だ.
KZ Precisionは「自己株式の取得・消却に対する法的根拠も明確に提示しており、残りの株主提案事項についても関係法令と定款に違反しない」としつつ、「永豊が前向きな姿勢を示し、株主総会の議案としてこれを上程してくれることを期待する」と述べた.
KZ Precisionは永豊の普通株68万590株(3.76%)を保有する株主で、永豊と経営権を巡り紛争を繰り広げている高麗亜鉛の会長チェ・ユンボムの叔父であるチェ・チャンギュ氏が会長を務める企業である。永豊グループの系列会社に分類されるが、永豊オーナー一族より高麗亜鉛一族の持ち株が多い.