26日ソウルのCOEXで開かれた「2026 ソウルリビングデザインフェア」。展示場の一角に実際の浴室をそのまま移したような換気家電専門企業「ヒンペル」のブースが来場者の足を止めた。
浴室の天井にはヒンペルの換気家電新製品「ヒュジェンット Air360」が設置されていた。現場のスタッフが製品に向かって語った。「体が寒い、温風をつけて。」すると天井に取り付けられた機器がすぐに反応した。温かい風が浴室空間全体に広がった。
ヒュジェンット Air360は単に空気を外へ排出する従来の換気扇ではない。この製品は換気と温風、冷風などボディドライ機能を組み合わせた複合換気家電である。360度電動回転吐出構造を適用し、浴室全体の空気を均一に循環させる。利用者がシャワー中である状況を考慮し、音声認識機能も搭載した。音楽再生機能を支援し、エンターテインメント要素も加えた。
シン・ヨンウク ヒンペルマーケティング本部商品企画チーム長は「ヒュジェンット Air360は複合換気家電として浴室市場のパラダイムを変える製品だ」と述べた。
今回の展示でヒンペルは「息をする家」をコンセプトとして掲げた。会社は浴室だけでなく、キッチン、寝室、リビングなど家の随所に設置した換気家電が空気質を感知し自動で作動する統合システムを実現した。各空間のセンサーが二酸化炭素と微細粉じん濃度をリアルタイムで測定すると、機器が自律的に換気を調整する構造だ。
ヒンペルは国内の浴室換気扇市場でシェア60%を占める首位企業である。会社は浴室換気家電ブランド「ヒュジェンット」を中心に成長してきた。現在、国内の大半の建設会社がヒンペルと取引している。
ヒンペルは建設会社を対象とした従来のB2B(企業間取引)中心の事業から脱し、一般消費者を狙うB2C(企業・消費者間取引)市場へ事業を拡大している。同時にキッチンやリビングなど居住全般の空気質管理事業へと領域を広げている。会社は2024年売上1,652億ウォン、営業利益203億ウォンを記録した。
ブースの一角にはキッチン向け換気家電「ヒュクラ フォレ」も展示された。製品は稼働中だったが、騒音はほとんど聞こえなかった。シン・ヨンウクチーム長は「騒音は図書館水準の40dB(デシベル)にすぎない」と説明した。ヒュクラ フォレはBLDCモーターと低騒音の特殊素材、最適化したファン設計構造を適用し、稼働音を大きく低減した。
システム換気家電「ヒュベン エコ」も注目を集めた。この製品はリビング、寝室、キッチンなどに設置したセンサーを通じ、各空間の空気質をリアルタイムでモニタリングし、管理する。室内空気の熱を保持する全熱効率設計により、換気時のエネルギー損失も最小化した。
ヒンペルは今回の新製品を前面に出し、国内B2C市場を強化し、海外市場攻略に拍車をかける計画だ。現在、香港、ベトナム、欧州、中東など18カ国への進出を推進している。ヒンペルは2030年に売上3,000億ウォンを目標としている。
アン・ギルソク ヒンペルマーケティング本部長は「家の中の空気をどう管理するかによって消費者の健康と生活の質が変わる」とし「ヒンペルは居住空間全体の空気質を管理するグローバル企業へ成長する」と述べた。