ポスコフューチャーエムが米国の全固体電池企業であるファクトリアル(Factorial Inc.)と投資契約を結び、26日に投資金の払い込みを完了したと27日に発表した。2024年11月に両社が全固体電池技術開発のための業務協約(MOU)を締結したのに続く措置である。
ポスコフューチャーエムは今回の投資を通じて全固体電池市場の爆発的な成長に備える。ファクトリアルは高品質の全固体電池素材を安定的に確保すると同時に、電池製造の競争力も強化する計画だ。
ファクトリアルは米国マサチューセッツ州に本社を置く全固体電池企業で、米国株式市場への上場を推進している。ファクトリアルは忠清南道天安に全固体電池のパイロット工場を運営している。ファクトリアルの全固体電池プラットフォーム「ソルスティス(Solstice)」は優れたエネルギー密度と安全性を備えることで知られ、韓国、欧州、北米の主要完成車メーカーと協力関係を結んでいる。
全固体電池は従来の液体電解質の代わりに固体電解質を用いることでエネルギー密度と安全性に優れ、電池市場の構図を変える「ゲームチェンジャー」として注目されている。ポスコフューチャーエムはファクトリアルと全固体電池用正極材のサンプルテストを実施した。多数の素材メーカーの中でポスコフューチャーエムの素材が出力特性など品質競争力に優れるとの評価を受けた。
ポスコフューチャーエムは全固体電池に最適化した素材設計技術とコーティング技術を確保しており、ポスコグループのレベルで硫化物系固体電解質に加え、エネルギー蓄積容量に優れたシリコン・リチウムメタル負極材など全固体電池素材のポートフォリオを拡大している。
ホン・ヨンジュン・ポスコフューチャーエム研究所長は「両社は持続的かつ緊密なパートナーシップのもとで素材技術を発展させてきた」と述べ、「一段と進化したパートナーシップを通じて全固体電池市場の開花に歩調を合わせ、独自の競争力を確保できるようになるだろう」と語った。