泰光産業が連合資産管理(UAMCO)とコンソーシアムを組み、中堅製薬会社の東星製薬を買収する。
泰光産業は7日、取締役会を開き東星製薬の買収案件を議決したと14日に発表した。東星製薬は1957年に設立した中堅製薬会社で、止瀉剤「正露丸」や染髪剤「セブンエイト」、脱毛治療薬「ミノキシジル」などを生産する。
泰光産業は東星製薬の買収を機に、既存の化学・繊維中心の事業構造から脱し、ビューティー・ヘルスケア領域へ事業ポートフォリオを拡張する計画だ。泰光産業は化粧品専門法人「SIL(シル)」を設立したのに続き、今回の東星製薬買収により、化粧品を越えて製薬・染毛剤・ダーマおよびヘアケア領域を網羅するビューティー・ヘルスケアプラットフォームを構築することになった。
泰光産業は東星製薬の研究開発(R&D)への投資を拡大し、中長期の成長原動力も強化する方針である。東星製薬が開発中の抗がん新薬「フォノジェン」は現在、臨床第2相を進行中であり、泰光産業の投資を機に、より安定的な新薬開発環境が整う見通しだ。
泰光産業はコンソーシアムで参加する連合資産管理との協業を通じた財務構造の改善も並行する。連合資産管理が投資中のピコステックなどを通じて生産製品の外注(ODM・OEM)転換の検討および生産ラインの最適化を推進し、販売管理費の効率化によって収益性を改善していく方針だ。とりわけ泰光産業の系列会社が保有するホームショッピング、メディアコマース、ホテルなどの販売チャネルも、製品の商業化とマーケティングインフラとして活用する計画である。
泰光産業の関係者は「今回の買収は、泰光産業が推進中の化粧品事業戦略に東星製薬の研究開発の経験とヘアケアの専門性を結合し、K-ビューティー市場で競争力を強化するための戦略的判断だ」と述べ、「製品企画から製造、流通に至るまでのバリューチェーンを段階的に完成させ、中長期の成長基盤を整えていく」と語った。