現代自動車グループのロボティクス系子会社であるボストン・ダイナミクスが中国ロボットメーカーとの競争に自信を示した。
ボストン・ダイナミクスでヒューマノイドロボット「アトラス」の開発を主導するジャック・ジャコウスキー総括は7日(現地時間)、CES 2026が開かれた米国ラスベガス・コンベンション・センター(LVCC)で行った記者懇談会で「中国企業がロボット市場に積極的に参入していることは知っているが、ロボットが産業現場で実際にどのような業務を遂行できるのかに焦点が当たるべきだ」と語った。
ジャコウスキー総括は「現場に入って何もしないで歩き回ったりカンフーだけを披露したりしても経済的な効用はもたらさないと思う」とし、「当社は超格差を維持して市場を主導しており、実際に価値があり役に立つ業務に焦点を当てる」と強調した。
中国のロボットメーカーであるユニトリーは昨年、自社ロボット「G1」の映像を公開した。当時の映像でG1は蹴りを含む複数のカンフー動作をやってのけ注目を集めた。ジャコウスキー総括の発言は、ユニトリーを含む中国企業とのロボティクス・フィジカル人工知能(AI)競争で先行できるとの自信を示したものとみられる。
アトラスのアクチュエーターを供給する現代モービスも中国部品メーカーとの差別化を強調した。オ・セウク現代モービス・ロボティクス事業推進室常務は「中国企業は人の行動を模倣することに集中している」とし、「一方でボストン・ダイナミクスは実際の量産ラインで人を上回るパフォーマンスを出そうとしているため、隔たりがある」と述べた.
オ常務は「中国のロボット開発企業は部品を大規模に生産した経験がないが、当社には大量量産の経験とノウハウがある」とし、「世界的に生産ラインとアフターサービスのサプライチェーンが構築されているため、部品を安定的に供給することが可能だ」と重ねて強調した。
一方、ボストン・ダイナミクスは今回のCESでグーグル・ディープマインドと「将来のヒューマノイド技術開発の加速に向けた戦略的パートナーシップ」を締結した。
ジャコウスキー総括は「グーグル・ディープマインドはロボットの難題の中でも最上位にある高度な課題を研究してきた組織であり、これまで学界が解けなかった問題に対する解を出すと考える」とし、「複雑で柔軟な操作を行うことが重要だが、ボストン・ダイナミクスにはこれに向けた内部チームが適切に整っている」と述べた。
ジャコウスキー総括は「将来、ロボット市場は現存する自動車市場の規模以上に成長する」と付け加えた。