現代製鉄が忠清南道タンジン製鉄所に直接還元鉄(DRI・Direct Reduced Iron)製造のための模擬設備を構築する。DRIは鉄鉱石を溶融せず固体状態で生産される鉄である。現代製鉄は模擬設備を通じてDRI生産に関する各種工程をテストし、米国の製鉄所建設に適用する計画だ。

ヒュンダイ製鉄唐津製鉄所。/News1

5日、鉄鋼業界によると、現代製鉄は最近、タンジン製鉄所でDRI模擬設備の建設工事に着手した。この設備は1時間当たり30㎏の粗鉄を生産できる規模で建設される。現代製鉄は来年に模擬設備を稼働して鋼材の生産を開始し、これを踏まえ米国ルイジアナ州製鉄所の稼働に向けた準備作業も進める。

DRI製造は、天然ガスや水素を用いて固体状態の鉄鉱石から酸素を除去し鉄を生産する方式を指す。炭素排出量を大幅に抑えつつ、高炉(溶鉱炉)と同等の高い純度の鉄を作ることができる。さらに高炉生産に比べ投資コストが小さいという利点も備える。

現代製鉄が模擬設備をタンジン製鉄所に設置するのは、ここに2016年から稼働中の水素工場があるためだ。現代製鉄のタンジン水素工場は、他の水素工場が生産する水素(純度99.99%)よりも高い純度(99.999%)の水素を生産している。現代製鉄はこれを活用し、水素を用いた還元製鉄方式を試験する予定だ。

今年着工するルイジアナ製鉄所もDRI製造方式で鉄を生産する。ここは現代製鉄が58億ドル(約8兆5480億ウォン)を投じて建設する世界初の電炉一貫製鉄所である。ルイジアナ製鉄所では年間270万トンの鋼材が生産され、現代自動車・起亜とフォード、ゼネラル・モーターズ(GM)など現地の完成車メーカーに供給される。

現代製鉄はルイジアナ製鉄所に高さ100メートルの大型設備を構築し、鉄鉱石ペレット(Pellet・丸く圧縮して焼成した鉄鉱石粉)と還元剤を反応させてDRIを製造する計画だ。コークスを加熱して発生する一酸化炭素で還元鉄を作る高炉工程と比べると、排出炭素量は最大70%少ない。

ヒョンデ自動車グループの鄭義宣・会長が2023年3月24日(現地時間)、米ワシントンDCのホワイトハウスでドナルド・トランプ米大統領が見守る中、2028年までに210億ドル規模の戦略的対米投資計画を発表している。この計画には米ルイジアナ州での製鉄所建設案も含まれた。/ホワイトハウス放送の映像から

タンジンに造成される模擬設備は、米国製鉄所に導入される設備の100分の1の規模である。現代製鉄はこれを活用し、DRI製造に向けた還元剤投入コストや排出ガス回収方式など各種データを蓄積する予定だ。これを活用してルイジアナ製鉄所の安定稼働の時期を可能な限り前倒しし、高品質の自動車用鋼板を生産する考えだ。

現代製鉄は昨年、ルイジアナ製鉄所の建設を担う北米事業本部の規模を従来比で2倍に拡大した。また、水素還元技術を高度化するため、低炭素技術室の人員も増強した。

現代製鉄の関係者は「ルイジアナ製鉄所のDRI生産に向けた一次技術を確保し、製造基準を策定するという目的でタンジン製鉄所に模擬設備を設置することを決めた」と語った。この関係者は「大規模設備の稼働に先立ち、発生し得る問題点を確認し対応策を整えて、ルイジアナ製鉄所を可能な限り早期に安定化させることが目標だ」と付け加えた。

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