永豊・MBKパートナーズが高麗亜鉛新株発行差止め却下に遺憾表明 米州事業支援を継続

高麗亜鉛の筆頭株主である永豊・MBKパートナーズ（永豊側）は、新株発行禁止の仮処分申請を棄却した裁判所の決定について「遺憾を表する」と24日に明らかにした。

永豊側はこの日、立場文を通じて「今回の手続きを通じて提起された既存株主の株主価値毀損の可能性、投資契約の公正性に対する懸念が十分に解消されたとは見なし難い」とし、このように述べた。

永豊側はまた、高麗亜鉛が中長期的に負担することになる財務的・経営的リスク要因も解消されたとは見なし難いとして、裁判所の決定に残念の意を表明するとした。

永豊側は、こうした問題提起は高麗亜鉛の持続可能な成長とすべての株主の利益を保護するための、責任ある筆頭株主としての問題意識に由来するものだと説明した。

永豊側は「高麗亜鉛の筆頭株主として、高麗亜鉛の米国製錬所建設プロジェクトが米国だけでなく高麗亜鉛と韓国経済全般に実質的なウィンウィンの成果につながるよう支援したい」とした。

続けて「大規模な海外戦略プロジェクトが安定的に推進されるためには、経営陣が取締役会と筆頭株主から継続的な信頼と支持を確保できるガバナンスと意思決定体制が前提とならなければならない」とした。

永豊側は「今後も高麗亜鉛の経営が特定の個人や短期的な利害ではなく、全株主と会社の長期的な価値最大化を中心に行われるよう、あらゆる制度的・法的な努力を尽くす」とした。

永豊側は続けて「責任ある筆頭株主として、高麗亜鉛がグローバル市場で信頼される企業へと成長できるよう、継続的な役割を果たす」と付け加えた。