国内で初の教育部（教育省）公式認可の社内大学院である「LG AI大学院」が最近、博士課程の認可を完了した。これによりLG AI大学院は2026年3月に修士と博士課程の開院式を行う予定だと、株式会社LGが24日に発表した。先立ってLG AI大学院の修士課程は8月に認可を受けた。
LG AI大学院の「修士課程」は問題解決中心の実務型人材の育成を目標に、1年・3学期の教育課程で運営する。LG AI大学院の「博士課程」は産業現場の複雑な問題を新たに定義し、これを解決できる独創的な方法論を開発する研究リーダーを育成することを目標とし、3年以上の派遣課程で運営する。
博士課程の卒業要件は、SCI(E)級論文1編以上の掲載または世界トップレベルの学術大会での発表が必須である。産業現場と学界の双方に寄与できる人材を輩出することに重点を置いたためだ。LG AI大学院の入学定員は毎年、修士課程25人、博士課程5人である。
LGは、LG AI大学院が人工知能転換（AX）戦略の実行能力を備えた核心人材を育成する教育機関として定着することを期待している。
LG AI大学院は、ソウル大学校、カイスト、大邱慶北科学技術院（DGIST）、UNIST（蔚山科学技術院）など韓国内最高水準の教授陣と協力し、生成型AIの核心人材育成を目標とした共同教育課程も企画している。
このほか、LG AI研究院は韓国内の大学院生に世界最高水準のAIファウンデーションモデル開発の機会を提供するため、「公募型インターン制度」を拡大する計画だ。LGの役職員を対象にレベル別のカスタマイズ型AI教育を提供する「LG AIアカデミー」も運営している。
LG AI研究院の関係者は「今回の博士課程認可は、正式な学位プログラム新設の意味を超え、大韓民国のAI産業の未来を担う研究リーダーを育成する出発点という点で意義がある」と述べ、「産業と学界の境界を取り払い、実質的な技術革新を主導していく人材を育成することに最善を尽くす」と語った。