LS ELECTRICは2025年のグローバルデータセンター事業の受注金額が1兆ウォンを超え、過去最高を記録する見通しだと23日に明らかにした。そのうち北米のデータセンター事業の受注金額が8000億ウォンを突破し、業績の押し上げ要因となり、韓国内のデータセンター事業の受注額は2000億ウォンに達する。
LS ELECTRICは年初、北米の人工知能(AI)ビッグテック企業との1600億ウォン規模の電力機器供給契約を皮切りに、データセンター関連事業を相次いで受注した。下半期にも3000億ウォンに近い受注を確保した。
LS ELECTRICは、現地化戦略によるブランド認知度の強化と、電力機器ディストリビューターやインフラ企業との事業パートナーシップを活用した事業拡大に注力したことが成果につながったと説明した。また、事業ポートフォリオを従来のデータセンター配電ソリューション供給中心から、超高圧変圧器やマイクログリッドソリューションなどへ拡大する戦略が奏功したと分析した。
韓国内のデータセンターソリューション事業も堅調な推移を示している。LS ELECTRICは国内データセンター電力ソリューション市場でシェア70%を記録している。韓国内のデータセンター投資は昨年約6兆ウォン規模から2028年には10兆ウォンに達すると予想され、年平均13%以上の拡大が見込まれる。
グローバルなデータセンター市場規模は2025年に4300億ドル(約638兆ウォン)水準から2035年には1兆1400億ドル(約1691兆ウォン)に達する見通しだ。北米のデータセンター市場は世界の37%を占め、世界最大の市場である。
LS ELECTRICの関係者は「今後、韓国内はもちろん北米、ASEAN地域を中心にビッグテック企業のデータセンター投資が大きく拡大すると見込まれるだけに、確実な案件確保を通じて売上拡大に取り組む」と述べた。