暁星重工業が欧州で超高圧機器2300億ウォン超を受注

暁星重工業は英国スコットランドの送電網運用会社SPEN（Scottish Power Energy Networks）と約1200億ウォン規模の超高圧変圧器供給契約を締結したと22日に明らかにした。

暁星重工業は今回供給する超高圧変圧器を通じて、英国のカーボンニュートラル政策の履行を支援する中核の風力発電プロジェクトを後押しする。

暁星重工業は12月に入り、英国、スウェーデン、スペインなど欧州主要国で約2300億ウォンを上回る超高圧電力機器を相次いで受注した。

スウェーデンでは主要配電事業者から約500億ウォンの超高圧変圧器を受注した。今月初めにはノルウェーでも超高圧変圧器を受注し、北欧の電力市場で影響力を高めた。

またスペインの主要電力会社およびエネルギー企業と約600億ウォン規模の変圧器・リアクタの供給契約を締結した。スペイン進出は南欧での初の成果であり、これにより暁星重工業は欧州全域を網羅する受注ポートフォリオを構築することになった。

欧州の電力機器市場はグローバル先進競合が先占している「ハイエンド」市場とされる。暁星重工業は今年、フランスの送電網運用会社（RTE）の超高圧変圧器短絡試験に成功し、欧州最高水準の安定性基準を満たした。短絡試験は、極限の電気的負荷が加わる状況で変圧器が正常に機能を果たすかを評価する安定性検証手続きである。

暁星重工業で認証に成功した製品は、約50万世帯以上の電力消費を賄える600メガボルトアンペア（MVA）規模で、フランス国内で最大容量である。

欧州の電力市場は、カーボンニュートラル達成に向けたエネルギー転換と老朽電力網の更新需要により、2030年まで約60〜70億ドル規模で年5％以上の急速な成長を記録する見通しだ。