HD現代が安全ビジョン策定5年間で4兆5000億ウォン投入へ

HD現代は19日、京畿道城南市のHD現代グローバルR&Dセンターで「HD現代セーフティフォーラム」を開催し、グループの新たな安全ビジョンを宣言し、安全文化に対する実践の意志を固めたと明らかにした。

この日のフォーラムでHD現代は、安全ビジョン「すべてが安全な作業場、安全がブランドになる会社」を公表した。システム・文化・技術の三つの中核戦略軸に基づく重点推進方策も公開した。リスク管理体制を構築し、組織の安全文化水準を向上させる一方、ビッグデータ・AIを活用して安全問題を予測しリアルタイムで対応する計画である。

9月には2030年までの5年間で総額4兆5,000億ウォン規模の安全予算投入計画を発表した。

この日の行事にはチョン・ギソンHD現代会長と各社の経営陣および最高安全責任者（CSO）が参加した。キム・ヨンフン雇用労働部長官、キム・テソン共に民主黨議員、学界の専門家など約60人が出席した。

チョン会長は「安全は社会的約束や規範の次元ではなく、企業の存続を左右する必須条件だ」と述べ、「安全文化をつくり安全な事業場を構築するためには、継続的な関心と実践が前提でなければならない」と語った。

キム・ヨンフン雇用労働部長官は「今回のフォーラムを契機にHD現代が安全の模範事例として産業現場に大きな響きをもたらすだろう」と述べ、「政府も職場の構造的な危険要因を根本的に改善するため、予算を拡大し、労働安全の総合対策を遺漏なく履行していく」と明らかにした。