両国籍航空会社の操縦士労組がリムジンバス事業者と仁川空港公社に対し、空港リムジンバスの路線を変更してほしいと要請したことが確認された。大韓航空・アシアナ航空の統合航空会社が2026年1月14日に発足すると同時に仁川国際空港第2旅客ターミナル(T2)に拠点を置くことになるため、操縦士をはじめ乗務員や韓国人の利便を考慮し、リムジンバスがT2に先に立ち寄ってから第1旅客ターミナル(T1)へ向かうようにしてほしいというものだ。

バス事業者は利害がそれぞれ異なるうえ、基盤施設が追加で必要になるため、仁川空港公社が決めるべき事案だという立場である。これに対し仁川空港公社は「バス会社が決定する事案だ」としている。

17日、航空業界によると、アシアナ航空操縦士労組は先月10日、仁川空港公社とリムジンバス事業者4社に空港バス路線の変更を要請する公文を送付した。リムジンバスがT2を優先経由してT1へ向かうようにしてほしいという内容だった。続いて大韓航空操縦士労組も仁川空港公社に同様の要請をしたことが把握された。

現在、各地を出発した空港リムジンバスは第1旅客ターミナル(T1)に先に立ち寄った後、T2へ向かう。年明けに統合航空会社が発足すれば、T2は主に国籍航空会社が、T1は主に外航社が利用することになる。T2には統合航空会社だけでなく、エアプサン、エアソウル、ジンエアー、ティーウェイ航空など主要な国内格安航空会社(LCC)もある。

昨年基準でT1からアシアナ航空を利用して出国した乗客は446万73人である。これを変更後のターミナル基準で計算すると、T2からの出国者数は昨年基準の763万4352人から1409万4425人へ増えることになる。依然としてT1(1769万3075人)には及ばないが、韓国人乗客はT2をより多く利用する可能性が高いと見込まれる。

リムジンバスが仁川国際空港第1旅客ターミナル前に停車している様子/朝鮮DB

操縦士労組は、韓国人出国客の利便に加え、操縦士・乗務員など実際に運航に携わる旅客業務要員を考慮しても路線変更が必要だと述べる。アシアナ航空操縦士労組の関係者は「乗降にかかる時間まで考慮すると、T1からT2へ行くのに20分以上要する」とし、「韓国人出国客の利便性と長距離運航に臨む操縦士・乗務員の業務強度を考えれば、軽視できない時間だ」と語った。

バス事業者の反応はまちまちだ。まず、外国人観光客が主に利用する都心・ホテル中心の路線の場合、T2に先に立ち寄る理由がないとの意見がある。A社のバス事業者関係者は「当社はソウル都心方面へ向かう路線が多く、外国人乗客がより多い状況だ」とし、「T1優先の路線を維持するのが妥当だと考える」と述べた。

また、基盤施設がなくT1を終点とするのが難しいとの意見もある。現在は終点であるT2近隣に運転士向けの便宜施設、給油・駐車施設などがあるが、T1にもこうした施設がなければ路線変更は不可能だということだ。別のバス事業者関係者は「空港リムジンバスの路線変更は運営主体である公社の要請があって初めて検討する事案だ」とも述べた。

一方、仁川空港公社は一歩引いた姿勢だ。仁川空港公社の関係者は「路線変更はバス事業者が決定すべき事項だ」とし、「バス事業者から協議を求める連絡を受けたことはまだない」と明らかにした。

一部では、韓国人中心の一部路線のみを変更する代案も取り沙汰されている。航空業界のある有力関係者は「外国人観光客が増えている状況を考慮すれば、すべての路線をT2優先に変更することはできない」とし、「韓国人乗客が多いバス事業者を中心に、公社の要請を通じて変更を検討することができそうだ」と述べた。

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