キム・スンヨン・ハンファグループ会長の次男と三男にあたるキム・ドンウォン・ハンファ生命社長とキム・ドンソン・ハンファギャラリア副社長がハンファエナジーの持ち株の一部を売却する。贈与税の納付と新規事業の投資資金を確保するためである。ハンファエナジーはハンファグループの支配構造の頂点に位置する会社だ。長男のキム・ドングァン・ハンファグループ副会長は持ち株を売却せず、ハンファグループの後継構図が一段と確固になったとの評価が出ている。

16日にハンファグループは、キム・ドンウォン社長とキム・ドンソン副社長がそれぞれ5%、15%のハンファエナジー株式を財務的投資家(FI)である韓国投資プライベートエクイティ(ハントゥPE)コンソーシアムに売却する予定だと明らかにした。今回の取引対価は約1兆1000億ウォン規模だ。

2022年11月の「ヒョンアム・キム・ジョンヒ生誕100周年記念式」で、キム・ドンソン・ハンファギャラリア副社長(左から)、キム・ドンウォン・ハンファ生命社長、キム・スンヨン・ハンファグループ会長、キム・ドングァン・ハンファグループ副会長。/ハンファグループ提供

ハンファエナジーはキム・ドングァン副会長が50%、キム・ドンウォン社長とキム・ドンソン副社長がそれぞれ25%ずつ保有していた。今回の取引でキム・ドンウォン社長とキム・ドンソン副社長の持ち株はそれぞれ20%、10%に減少し、20%を保有するFIが主要株主として浮上する。キム・ドングァン副会長は持ち株50%を有する筆頭株主の地位をそのまま維持する。

ハンファエナジーはハンファグループの非上場系列会社で、グループの持ち株会社の役割を担う㈱ハンファの22.15%を保有している。「三兄弟→ハンファエナジー→㈱ハンファ→主要系列会社」と連なるため、ハンファグループ支配の中核系列会社と位置づけられる。キム・ドングァン副会長が今回の持ち株売却から外れたことは、グループ後継者としての立場が一段と盤石になったことを意味すると読み取れる。

キム・ドンウォン社長とキム・ドンソン副社長は、ハンファエナジー株式の売却で調達した資金で贈与税などの税金を納付する計画だ。年初にキム・スンヨン・ハンファグループ会長は自身が保有する㈱ハンファ株式22.65%のうち半分の11.32%を三兄弟に贈与した。この贈与により三兄弟が納付すべき贈与税は約2200億ウォン規模と試算された。

残余資金はそれぞれの関心分野または新規事業などに投資する計画だ。キム・ドンウォン社長は金融系列、キム・ドンソン副社長は流通系列を担当している。

ハンファグループは「買い手(ハントゥPE)は持ち株取得後、取締役選任などを通じてハンファエナジーの中長期的な競争力強化と企業価値向上のための多様な協業体制を構築する予定だ」と述べ、「ハンファエナジーは今回の持ち株売却で、より透明かつ効率的な支配構造を整え、財務的安定性と信用度の向上効果まで期待できるようになった」とした。

ハンファエナジーは今後、新規株式公開(IPO)を通じて企業価値および株主価値を高め、グローバルなエネルギーソリューション企業へ飛躍する計画だ。

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