現代モービスがサムスン出身のチャン・ホヨン副社長を迎え購買力強化

現代モービスがサムスン電子出身の購買専門家を迎え入れた。グローバルサプライチェーンの競争力強化に乗り出す様相だ。

16日、業界によると現代モービスはサムスン電子ネットワーク事業部で購買を総括してきたチャン・ホヨン副社長を最近迎え入れたことが分かった。

チャン副社長はサムスン電子ネットワーク事業部で購買業務を統括し、グローバル協力会社の管理と原価競争力の確保を主導してきた人物である。2021年のサムスン電子の定期役員人事で副社長に昇進し、ネットワーク事業部を管掌しながらグローバル協力会社の管理と原価競争力の確保を総括した人物である。

完成車の原価競争力はモジュールと核心部品の調達で決まるだけに、グループ内での現代モービスの購買機能の重要性は大きい。電動化から自動運転、ソフトウエア中心の車両への転換が進み、部品の安定的な調達と原価管理能力が競争力になっている。

チャン副社長の迎え入れは現代自動車グループ全般に広がっている外部人材登用の基調とも一致する。現代自動車グループはここ数年、内部出身中心の人事慣行から脱し、国内外を問わず外部専門家の登用を拡大してきた。

チャン・ジェフン現代自動車グループ副会長もサムスン出身だが、グローバル事業と組織改革を率いる核心人物として地位を固めた。

現代自動車グループは早ければ今週中にも定期人事を断行する予定だ。