中小ベンチャー企業部は5日、ソウルの広蔵市場でソウル市、広蔵市場商人会、広蔵伝統市場商人会とともに「広蔵市場の信頼回復および共生活性化のための民生現場懇談会」を開催したと明らかにした。
広蔵市場は海外観光客の間で主要な名所として定着したが、価格とサービスを巡る論争が相次いでいる。訪問客の意思を問わずに8000ウォンのスンデに肉を混ぜて1万ウォンを要求する例があるほか、価格に比べて量が少ないとの指摘が出ている。カード決済を拒否したり、一部の商人が外国人観光客に不親切に対応する事例も確認された。
中小ベンチャー企業部は関係機関と商人会がともに改善策を議論するため、懇談会を設けた。李炳權（イ・ビョングォン）中小ベンチャー企業部第2次官は「広蔵市場は韓国を知らせる第一の関門であり、外国人観光客が最初に接する伝統市場だ」と述べ、「信頼度の回復は市場全体の生存だけでなく国家イメージの保護のためにも不可欠だ」と語った。
続けて「正確な価格表示制の履行、決済過程の透明化、外国人案内体制の補完、市場内サービスの標準化などが必要だ」と付け加えた。
ソウル市と鐘路区は、露店の道路占用許可手続きの履行、露店運営者の実名に基づく管理、衛生・親切教育の義務化など、現場の秩序を確立する方策を提案した。
商人会は、親切サービス教育と外国人対応のための多言語案内の提供、内部の自主点検、イメージ回復キャンペーンなどにより広蔵市場を再整備する計画を示した。予約取消や来訪者減少など商人の困難を伝え、関係機関の支援も要請した。
中小ベンチャー企業部、ソウル市、鐘路区、小商工人市場振興公団、商人会は共同協議体を運営する方針だ。価格表示制、衛生、メニュー表示の実態点検、商人向け親切サービス教育の拡大、外国人観光客向け案内インフラの改善など、改善策を推進する計画である。
李炳權（イ・ビョングォン）第2次官は「広蔵市場は大韓民国を代表するグローバルな伝統市場だ」とし、「誰もが安心して訪れることができ、外国人にも気持ちの良い経験を提供する市場として再び定着できるよう、政府も関係機関とともに点検し、必要な支援があれば惜しまない」と述べた。