サムスン重工業は1日、台湾タイペイの船会社エバーグリーン本社に「サムスン遠隔運用センター(SROC・Samsung Remote Operation Center)」を開設したと明らかにした。造船会社と海運会社が協業して設立した初の事例である。

サムスン重工業の自律航行研究センター長であるチェ・ジョンウン(前列左から4人目)、エバーグリーン船舶事業部の部長ロン・フアン(前列左から3人目)、日本NK船級の台湾地区マネジャーであるタカミ・ケンジ(前列左から2人目)ら関係者が、サムスン遠隔運用センター(SROC)の開所を記念して写真撮影に臨んでいる。

SROCは船舶情報と主要機器の状態をリアルタイムで確認し、効率的な機器点検と保守を可能にする陸上コントロールタワーである。サムスン重工業は、今回の協業が最先端のスマート船舶運用技術とともに自律運航の遠隔技術発展の成果であり、長年続けてきた両社のパートナーシップの結実だと説明した。エバーグリーンはSROCと連携できる船舶を段階的に増やしていく方針である。

サムスン重工業は今年、エバーグリーンの15000TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個規模)級コンテナ運搬船に自律運航システムを搭載し、米国オークランド〜台湾カオション区間(1万km)で、リアルタイム基盤の船舶自動化システム・状態基盤保守・船舶映像情報など遠隔モニタリング支援技術の機能試験を実施した。

サムスン重工業が建造した台湾船社エバーグリーンの1万5000TEU級コンテナ運搬船。/サムスン重工業提供

両社はSROCの始動を機に、遠隔定期検査分野などでの技術開発を拡大し、遠隔自律運航船時代に備えることにした。

チェ・ジョンウンサムスン重工業自律運航研究センター長は「SROCの始動は、船舶のデジタル転換の過程で安全運航と非常対応を支援する『セカンドブリッジ(Second Bridge)』の役割を果たすだろう」と述べ、「これを通じてK-造船の遠隔自律運航技術の先導と国際標準の制定にも寄与することを期待する」と語った。

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