「革新的な技術を備えたスタートアップとGSのネットワークが結び付くとき、新たな成長ポートフォリオを築くことができる。蓄積したドメイン知識と運営経験を基盤に、スタートアップと共に実質的な事業課題を解決するパートナーになる」
ホ・テスGSグループ会長は27日にソウル江南区のGSタワーで開かれた「2025 GSベンチャーズシナジーデー」でこのように述べた。GSベンチャーズシナジーデーは、GSグループの企業型ベンチャーキャピタル(CVC)であるGSベンチャーズが投資したスタートアップのケイパビリティを共有し、系列会社との協業モデルを議論する場である。
今回の行事では、ロボット用フォース・トルクセンサー開発企業「エイディンロボティクス」、量子コンピューター基盤の化学開発企業「キュノバ」、デジタルメディアコマースプラットフォーム「アルエックスシー」、人工知能(AI)基盤のカスタマーサポートプラットフォーム「チャンネルコーポレーション」、エネルギー貯蔵装置(ESS)基盤の電力需要応答サービス企業「シナジー」、次世代スキンブースター開発企業「ローズラボ」など6社のスタートアップが参加した。
GSグループは流通・エネルギー・インフラなど事業の現場でスタートアップの技術を検証する「現場実証型オープンイノベーションモデル」を推進している。実際、ピザブランド「ゴーピザ」はGS25店舗への入店を通じて約1000店で運営中であり、「グリンダ」はGSカルテックスに持続可能航空燃料(SAF)生産用の廃食用油を月80〜100トン(t)供給している。
当日の行事には現代自動車ゼロワン、サムスン電子Cラボ、CJインベストメント、Hyosung Ventures、ポスコ技術投資、アマゾンウェブサービス(AWS)など大企業のベンチャー投資組織の幹部も出席した。
28日、GSグループ関係者は「今後もオープンイノベーションを通じて新たな成長エンジンを確保し、韓国の起業エコシステムの活性化に継続して寄与する計画だ」と語った。