メルセデス・ベンツの公式ディーラーであるハンソン自動車が運営するソウル・ソンスサービスセンターが12月に閉鎖する。ハンソン自動車の関係会社であるハンソンインベストメントがセンターの敷地と建物を不動産投資会社(リート・REITs)に譲渡することを決めたためだ。ハンソン自動車はソンスサービスセンターを近隣のソンドンサービスセンターに統合する計画だが、消費者の不利益は避けられない見通しだ。とりわけハンソン自動車は今年を通じて労組と対立し、サービスの質が大きく低下したとの評価が出ている状況でもある。

27日、自動車・不動産業界によると、メルセデス・ベンツの公式ディーラーであるハンソン自動車の関係会社であるハンソンインベストメントなどは、ベンツ・ソンスサービスセンターが入居するソウル市城東区ソンス洞2街一帯の敷地と建物をHLソンスプロジェクト委託管理リートに売却することを決めた。この土地と建物の価格は930億ウォンで、手数料などその他費用を含む全体の取引代金は1115億ウォン規模とされる。所有権移転の取引日は12月1日だ。

27日、ソウル城東区ソンス洞2街にあるハンソン自動車メルセデス・ベンツソンスサービスセンター。/イ・ユンジョン記者

サービスセンターの運営主体であるハンソン自動車は2020年にここを拡張し再開場した。現在、地上2階、延床面積5261㎡(約1600坪)にワークベイ(作業台)40基を備えた整備棟をはじめ、地下1階〜地上3階の事務棟など複数の建物が入っている。

HLソンスプロジェクトリートはここにオフィスビルを建設する計画と伝えられている。HLソンスプロジェクトリート側は「所有権移転登記日以前にリートへ買主地位を移転する予定だ」とし、「不動産の取得時期は取引の進行状況に応じて変動する可能性がある」と述べた。

これによりソンスサービスセンターは12月末に閉鎖する。ソンスサービスセンターは江南と江北の中心に位置する主要拠点の一つだ。狎鴎亭洞と清潭洞に近く、江南圏のベンツ車主が特に多く訪れる場所である。ベンツ・コリアから数回にわたり「最優秀事故修理サービスセンター」認証を受けたうえ、定期点検や消耗品交換が可能な「エクスプレスサービス2.0」も運営している。

ソンスサービスセンターは約4km離れたソンドンサービスセンターに吸収される。ハンソン自動車は「ソンスサービスセンターの全ての人員・設備・物資をソンドンサービスセンターへ統合移転し、より高い顧客サービスを披露する予定だ」とし、「(ソンドンサービスセンターは)サービスのアクセス性と処理効率性を一段と強化したワンストップサービスセンターへと生まれ変わる」と明らかにした。ソンドンサービスセンターはワークベイ95基を備える国内最大のベンツサービスセンターだ。しかしセンターが統合されても、以前よりワークベイ数が減少するのは避けられないとされる。

27日、ソウル城東区ソンス洞2街にあるハンソン自動車メルセデス・ベンツソンスサービスセンター。/イ・ユンジョン記者

サービスセンターのうち一か所がなくなる分、消費者の不満は高まる見通しだ。とりわけハンソン自動車は労組との対立により、展示場での販売はもちろん整備まで、今年を通じてサービスに支障を来してきた。

ハンソン自動車はベンツ最大のディーラーの地位にあるが、その立場は次第に萎縮している状況だ。最近、オラ・ケレニウス・ベンツグループ会長が韓国を訪れ、HS暁星のチョ・ヒョンサン副会長と事業協力を協議した。HS暁星ザ・クラスはベンツの公式ディーラーで、7月にソウルの狎鴎亭洞にオープンした「マイバッハ・ブランドセンター・ソウル」を運営している。

業界のある関係者は「HS暁星が手がける自動車素材への議論に焦点が当てられたとされるが、ディーラーシップに関する対話も当然交わされたはずだ」と述べ、「騒がしいハンソンを退け、HS暁星ザ・クラスに力が乗る様相だ」と語った。

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