HD現代がアンドゥリルと自律無人水上艇を共同開発へ

HD現代が米国の人工知能（AI）防衛企業アンドゥリル・インダストリーズと組み、自律無人水上艇（ASV）市場に参入する。

HD現代は23日、ソウル中区のウェスティン朝鮮ホテルでアンドゥリルと「ASVの設計・建造およびAIソリューション供給契約」を締結したと明らかにした。HD現代とアンドゥリルは来年までにASV試作艦の開発と建造を完了し、米国をはじめとするグローバル市場の先取りに乗り出す計画だ。HD現代はASVの建造を、アンドゥリルは自律運航技術など主要なAIソリューションを担う。

最近、チョン・ギョンソンHD現代会長はアジア太平洋経済協力会議（APEC）最高経営者（CEO）サミット・フォーラムで「両社の力量が結集した船舶自律運航技術と自律任務遂行が融合すれば、海軍作戦のパラダイムを完全に変えていく」と語ったことがある。

チュ・ウォンホHD現代重工業社長は今回の契約締結式で「韓国と米国の防衛企業が協力して艦艇を共同開発する新たな転機になる」と述べ、「世界最高のAI防衛企業と世界最高の造船所が協力し、世界各国の海軍が推進する有人・無人複合体系の導入でも先頭に立つ」と語った。

パルマー・ラッキー、アンドゥリル共同設立者は「世界最高水準の設計・建造能力を備えたHD現代の蔚山ヤードで最初のASVを建造できることをうれしく思う」と述べ、「今後、米国と韓国を含む世界の防衛市場でHD現代との一層大きな協力を期待する」と語った。