ステランティスがテスラNACS対応で韓国含む5カ国でSC利用開始へ

ステランティスが電気自動車顧客の充電アクセス性および利便性強化のため、北米充電規格（NACS）を適用すると19日に明らかにした。

これにより、ステランティス傘下の一部電気自動車の顧客は、北米、日本、韓国など今後5カ国で合計2万8000基以上のテスラ・スーパーチャージャーを利用できるようになる。来年初めに北米から開始し、韓国は日本とともに2027年から適用される。

適用モデルはひとまず北米から公開された。来年は優先的に北米のジープ・ワゴニアSとダッジのチャージャー・デイトナ電気自動車モデルがスーパーチャージャーを利用でき、2026年型ジープ・レコンをはじめ、その後発表される新製品に適用する計画である。

すでに販売されたジープおよびダッジの電気自動車の顧客には、今後ネットワーク接続方式およびアダプターに関する詳細情報などを追って告知する。欧州で生産されるジープ・アベンジャーは適用されない。

韓国での適用モデルはまだ公開されていない。ただし現在韓国で発売されているジープの電気自動車はアベンジャーが唯一で、これも北米と同様に適用対象から除外される。プラグインハイブリッド車（PHEV）も高速充電をサポートしないため対象から外れる。

ステランティスコリア関係者は「充電インフラへのアクセス性を拡大し、顧客により多くの選択と利便を提供し、今後ステランティスの電気自動車ポートフォリオ全般で顧客体験の向上に向けた政策を継続的に展開する計画だ」と述べた。