株式会社GSは6日、2025年3四半期の売上高が6兆5,359億ウォン、営業利益が8,706億ウォン、当期純利益が4,077億ウォンだったと公表した。前年同期比で売上高(6兆3,859億ウォン)は2.4%、営業利益(6,316億ウォン)は37.8%、当期純利益(387億ウォン)は953.3%増加した。前四半期と比べても売上高(5兆9,336億ウォン)は10.2%、営業利益(4,860億ウォン)は79.1%、当期純利益(885億ウォン)は360.9%増加した。
株式会社GSの3四半期の営業利益が改善したのは、国際原油価格が安定し、精製マージンが改善した影響である。これを反映するように、株式会社GSの業績で最も大きな比重を占めるGSカルテックスの製油および潤滑油部門は精製マージンの改善で良好な業績を記録した一方、石油化学部門は前四半期に続き赤字が続いた。GSカルテックスの3四半期の売上高は11兆386億ウォン、営業利益は3,721億ウォン、当期純利益は2,295億ウォンである。直前四半期と比較すると売上高は3%増え、営業利益も黒字転換した。
GSエナジーの3四半期の売上高は1兆4,468億ウォン、営業利益は5,990億ウォンを記録した。直前四半期と比べると売上高は23%、営業利益は74%増加し、前年と比べても売上高が9%、営業利益が38%改善した。ただしGSエナジーの電力および地域熱供給(コージェネレーション)部門の売上高(3,548億ウォン)と営業利益(581億ウォン)は、電力卸売価格(SMP)下落の影響で前年よりそれぞれ19%、32%減少した。GSは「GSエナジーの電力および地域熱供給部門と資源開発部門の営業利益は、SMP下落と原油価格下落などの影響で前年同期比で減少した」と述べた。
GSの関係者は「今年3四半期の業績は精製マージンの改善と原油価格の安定化の影響で前年同期比で増加したが、製油部門と異なり石油化学部門は米国の関税政策の不確実性と世界的な貿易量の減少および供給過剰懸念により石油化学製品のマージンの弱含みが続き不振な業績を記録し、SMP下落により発電子会社の全般的な収益性が低下した」とし、「4四半期も精製マージンは良好な一方、石油化学部門は不振な状況が続いているが、発電子会社については相対的に繁忙期を迎え、SMP上昇とともに業績が回復する見通しだ」と語った。