中小ベンチャー企業部は5日、ソウルのコンラッドホテルで、LGエレクトロニクスやクアルコムなどと共に「人工知能(AI)超格差チャレンジ」に参加中のスタートアップの協業技術と成果、事業化計画を共有する成果発表会を開催したと明らかにした。
中小ベンチャー企業部は2024年にLGエレクトロニクスとともに「オンデバイス(On-Device)チャレンジ」を推進し、AIスタートアップの革新ソリューションをノートPCなどスマート機器に搭載する方策を模索した。優れた技術をLGエレクトロニクス製品に実際に適用できるよう支援した。
2025年はグローバル大企業であるクアルコムも新たに参加した。需要がある自動運転、ドローンなど4分野のディープテック中小・ベンチャー企業との協業を支援する「バーティカル(Vertical)AIチャレンジ」も併せて推進している。
今回の行事は2月の公募で約10対1の競争率を勝ち抜いて選抜されたAIスタートアップ19社が、これまで推進してきた協業課題の成果を共有し、優秀課題の事業化計画を発表するために設けたものだ。
行事は主要人士の展示ブースツアーで始まり、ノ・ヨンソク中小ベンチャー企業部第1次官の挨拶、パク・ヒョンセLGエレクトロニクスMS事業本部長社長とキム・サンピョククアルコム副社長の歓迎の辞へと続いた。その後、グローバル大企業とAIスタートアップ間の協業成果発表と優秀課題の事業化計画が発表された。
最終優秀課題に選定されたハドソンAIなど3社は、LGエレクトロニクス・クアルコムと追加協業を推進する計画だ。自社の技術をスマート家電製品などに適用し、共同事業化を通じた売上創出に繋がる見通しだ。
ノ・ヨンソク中小ベンチャー企業部第1次官は「AIスタートアップは世の中になかったアイデアを基に超格差技術を開発し、大企業との協業を通じてAIエコシステムの主役へと成長している」と述べ、「中小ベンチャー企業部は、AIスタートアップの成長とグローバル進出に不可欠なAI超格差チャレンジを多様な分野へ拡張し、協力大企業の参加も段階的に拡大していく計画だ」と語った。