チェ・スンジェ中小企業オンブズマンが中小ベンチャー企業振興公団(中小ベンチャー企業振興公団)ウルサン地域本部で、ウルサン地域の中小ベンチャー企業人が参加した「エスオーエス・トーク(S.O.S. Talk)」を開催したと5日に明らかにした。
エスオーエス・トークは中小企業オンブズマンと中小ベンチャー企業振興公団が中小ベンチャー企業の規制を解消するため2015年から共同で開催してきた合同懇談会である。
この日の懇談会では自動車部品を製造する中小企業が提起した「自動車の仮運行許可の行政処理のシステム化」が主要案件として議論された。
A社は「自動車を登録せず性能試験などの目的で一時的に運行するには、地方自治体に直接訪問・申請して許可を受けなければならない」とし「試験運行の頻度が高く人員が限られる中小企業には行政的負担が大きい」と述べた。
A社は仮運行許可申請のための非対面申請システムの構築と、電子文書や行政情報共同利用システムなどを通じた申請書類の簡素化の必要性を提起した。
オンブズマンは国土交通部と協議した結果、仮運行許可業務が自治体所管の事務であるうえ、自治体ごとに異なる業務方式を統一する必要があるなどの難点があると答えた。
仮運行許可の改善に向けて新たなシステムを構築するか既存システムを改善するには、関連法令の改正など技術・制度面で考慮すべき事項が多い状況である。改善には技術的妥当性、所要予算の確保策などを中長期的に検討すべきだというのが国土交通部の立場である。
B社は大気・水質汚染排出施設など環境汚染施設法が適用される事業場の統合環境管理人の資格基準を緩和してほしいと建議した。
B社は「2024年1月から環境汚染排出施設などを持つ一定規模以上の事業場は、大気・水質など環境媒体を統合管理する統合環境管理人を選任しなければならない」とし「しかし中小企業では大気や水質の環境技師の資格を取得した後、4年以上環境業務に従事した経歴を備えた人材を確保することが難しい」と述べた。
所管部処である気候エネルギー環境部は、中小企業にはすでに制度施行を1年猶予し、一般管理者が統括管理を兼任できるようにするなど、すでに選任要件を緩和したとの見解を伝えた。
あわせて、現在は既存人材の退職時に資格要件を備えた人材の新規採用が難しい点を考慮し、委託代行会社の環境専門人材を統合環境管理人として選任できるよう関連規定の改正を推進していると答えた。
このほか出席者らは、▲消防安全認証製品の活用による産業安全管理基準の合理化 ▲延長労働の管理単位の多様化 ▲有害化学物質の統合管理による行政コスト削減など、現場で適用を受ける規制を建議した。
チェ・スンジェオンブズマンは「不合理な規制の改善が地域産業の競争力強化に直結するだけに、今後も地域別の現場中心の対話窓口を拡大していく」とし「今回の議論がウルサン地域の中小企業のイノベーション活動を促進し、自動車・化学などウルサンの主力産業の持続的成長基盤を強化する契機となることを望む」と語った。