米国が電気自動車の購入補助金を停止するなか、LGエナジーソリューション、サムスンSDI、SKオンの韓国電池3社がエネルギー貯蔵装置(ESS・Energy Storage System)に目を向けている。各社はESS市場を取り込むため、北米地域にある単独工場はもちろん、完成車メーカーと設けた合弁工場の電気自動車用電池生産ラインをESS向けに転換している。

5日、業界関係者は「人工知能(AI・Artificial Intelligence)ブームで北米の電力需要が急増し、太陽光、風力など再生可能エネルギー発電が拡大した」と述べ、「再生可能エネルギーが抱える間欠性の問題を克服するにはESSが必要なため、電池3社がこれを攻略している」と語った。

米アリゾナ州に建設されるLGエナジーソリューションの46シリーズ円筒形およびリン酸鉄リチウム(LFP)エネルギー貯蔵システム(ESS)用電池工場の鳥瞰図。/LGエナジーソリューション提供

電池3社は最近、北米地域の電池工場をESS向けに転換すると相次いで発表した。LGエナジーソリューションは6月、米国ミシガン州ホランドにある工場の電気自動車用電池ラインをESS向けに転換し、リン酸鉄リチウム(LFP)電池の早期量産に入った。

LGエナジーソリューションはカナダ・オンタリオ州にあるステランティスとの合弁工場の一部ラインをESS向けに転換する。LGエナジーソリューションは先月30日に開かれた第3四半期決算発表のカンファレンスコールで「前方需要が予想より速く変化しているだけに、当該工場でESS向け電池を生産する方向についても議論を進めている」と明らかにした。

サムスンSDIも米国インディアナ州ココモに建設したステランティスとの合弁工場をESS向けラインに転換する。サムスンSDIは第3四半期決算発表のカンファレンスコールで「ステランティスとの合弁法人であるスタープラスエナジー(SPE)で電気自動車ラインをESS向けに転換している」とし、北米でESS向け電池の量産を本格化すると宣言した。

サムスンSDIはニッケル・コバルト・アルミニウム(NCA)系ESSラインは稼働を開始し、リン酸鉄リチウム(LFP)系ESSラインは来年第4四半期からの稼働を目標としている。サムスンSDIは来年末までにESSの生産能力を年間30ギガワット時(GWh)規模へ拡大する予定だ。サムスンSDIはテスラとESS向け電池の供給契約を協議中で、交渉がまとまればライン転換に弾みがつく見通しだ。

SKオンも米国の単独工場はもちろん、フォード・現代自動車との合弁工場をESS向けに転換する案を検討している。SKオンは9月、米国の再生可能エネルギー企業であるフラットアイアンエナジーデベロップメントと1GWh規模のESS契約を締結し、同社が2030年までに米国で推進する6.2GWh規模のプロジェクトに対する優先交渉権を確保した。

SKオンは「ESS供給が確定した1GWhから、優先交渉権を持つ6.2GWh、潜在的な供給可能規模である10GWh以上までカバーできる生産規模をライン転換で確保できるだろう」とし、「完成車メーカーとの合弁工場を活用する案も排除していない」と述べた。

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