ハンファエアロスペース3Q営業利益8564億ウォンで過去最高に

ハンファエアロスペースは3日、2025年7-9月期に売上高6兆4,865億ウォン、営業利益8,564億ウォンを計上したと公示した。前年同期比で売上高は146.5%、営業利益は79.5%それぞれ増加した。7-9月期として過去最大の営業利益である。同期間の純利益は123.8%増の7,122億ウォンとなった。

事業別では地上防衛部門の売上高が2兆1,098億ウォンで27%増加した。同期間の営業利益は30%増の5,726億ウォンを記録した.

とりわけ国内売上は、化学兵器防護・生物兵器防護偵察車や車輪型対空砲の販売など主要量産事業の拡大により、前年同期比33%増の9,129億ウォンを記録した。

航空宇宙部門は前年同期に比べ売上高が26%増の6,040億ウォン、営業利益は31億ウォンを計上し、黒字転換した。整備需要の活性化に伴うエンジン部品A/M（After Market）の取扱量増加の影響だとハンファエアロスペースは説明した。

子会社のハンファオーシャンは売上高3兆234億ウォン、営業利益2,898億ウォンを記録した。液化天然ガス（LNG・Liquefied Natural Gas）船や特殊船など高付加価値船舶の売上拡大が寄与したとみられる。ハンファシステムは売上高8,077億ウォン、営業利益225億ウォンを記録した。

ハンファエアロスペースの関係者は「7-9月期は内需と輸出が均衡した防衛事業ポートフォリオが業績を牽引した」と述べ、「10-12月期も子会社との陸海空の防衛シナジーを踏み台に、北米と欧州、中東市場での受注に集中する」と語った。