GSカルテックスは3日、ソウル・カンナム区のGSタワーでNamhae Chemicalと「無炭素スチーム導入・供給契約」を締結したと発表した。2024年12月に両社が事業推進のための業務協約を結んでから10カ月ぶりである。
今回の契約により、GSカルテックスは原油精製の副産物である硫黄をNamhae Chemicalに供給し、Namhae Chemicalはこれを原料に硫酸を生産する過程で発生する熱エネルギーでスチームを生成し、GSカルテックスのヨス工場に供給する。
これまでGSカルテックスは液化天然ガス(LNG・Liquefied Natural Gas)を燃料に作ったスチームを使用してきたが、硫黄で硫酸を製造する過程で発生した熱エネルギーを活用すれば、炭素排出なしでスチームを供給できる。GSカルテックスは今回の事業により、従来のLNG燃料を基盤としたスチーム生産に比べ、年間約7万トン(t)CO2eq(metric tons of carbon dioxide equivalent)の炭素削減を見込む。
GSカルテックスがヨス工場のエネルギー源を低炭素へ転換することを検討する中で、原油精製の副産物である硫黄を原料とする硫酸工場を建設すれば、炭素排出なしでスチーム生産が可能になる機会を見いだし、ヨス産業団地にあるNamhae Chemicalの遊休硫酸工場を活用した協業案が導き出された。両社は2027年の実取引を目標に、2026年初めにスチーム配管の建設、Namhae Chemicalの硫酸工場の改造および硫酸タンクの新規建設などに着手する計画である。
ホ・セホンGSカルテックス社長は「今回の協力は、企業が互いの強みをつなぎ、炭素削減の新たな機会を共に見いだした好例だ」と述べ、「今後、両社がより良い産業の未来を共に築いていく頼もしいパートナーへと成長することを期待する」と語った。