SKネクシリスが資本拡充を進めていると伝わった。電気自動車市場の成長鈍化で銅箔事業の収益性不振が続くなか、大規模な資金調達を通じて財務構造を補完しようとする動きだとみられる。
14日、投資銀行(IB)業界によると、SKネクシリスは最近、最大8,000億ウォン規模の新種資本証券の発行を計画している。具体的な発行規模や金利などの詳細条件はまだ決まっていないもようだ。
今回の新種資本証券は、国内の主要証券会社が一旦引き受けた後、機関投資家などに再販売する構造で協議が進んでいるとされる。新種資本証券は満期が長く、一定の要件を満たせば会計上、資本に分類できるため、企業が財務構造を改善するための資金調達手段として活用する。
SKネクシリスはSKCの100%子会社で、電気自動車とエネルギー貯蔵装置(ESS)用バッテリーに使う銅箔を生産している。銅箔はリチウムイオン電池の負極の集電体として使われる中核素材である。SKネクシリスは全北・井邑(チョンウプ)をはじめ、マレーシアなどで生産施設を運営している。
足元では電気自動車市場のキャズム(一時的な需要鈍化)や中国企業との競争激化などで収益性が悪化した。SKネクシリスの昨年の連結ベース売上高は5,060億ウォンで前年より59.3%増加したが、営業損失は1,918億ウォンを計上した。当期純損失は5,445億ウォンだった。昨年末の負債は2兆3,149億ウォンで前年より増加し、負債比率は172.7%を記録した。
ただし今年に入り銅箔販売は回復している。SKCの今年第2四半期の銅箔事業の売上高は2,540億ウォンで、四半期ベースの過去最高を記録した。北米向け販売比率が67%まで高まり、ESSと電気自動車向け銅箔の販売も増加した。SKネクシリスはマレーシアの生産施設を中心に原価競争力を高め、北米での販売拡大に注力している。