HyperAccelのLPU「ベルダ」の画像。/HyperAccel提供

この記事は2026年9月10日15時23分にChosunBiz MoneyMove(MM)サイトに掲出された。

半導体ファブレス(設計専業)スタートアップのHyperAccelが2000億ウォン規模の新規資金調達を目前にしている。人工知能(AI)ファーストを宣言したゲーム会社Kraftonが戦略的投資家(SI)として参画したうえ、ベンチャーキャピタル(VC)の한국투자파트너스、Company K Partnersなどが相次いでフォローオン投資を決定した。

10日、VC業界によるとHyperAccelは最近、シリーズBラウンドの投資家募集を事実上締めくくった。上半期に2000億ウォン規模の新規資金調達方針を確定した後、国内主要VCを対象に需要調査に乗り出してから約6カ月で、払込などの手続きを経て来月クロージング(取引終結)を予定した。

同社はポストマネーバリュエーション(投資誘致後の企業価値)で約8000億ウォンの評価を受けた模様だ。2024年末に産業銀行、KDB Capital、본엔젤스파트너스、한국투자파트너스などから550億ウォン規模のシリーズA投資を受けた当時の評価額が約2000億ウォンだったことを踏まえると4倍に跳ね上がった。

HyperAccelはAI演算を加速する半導体であるAIアクセラレータを開発するスタートアップで、2023年1月に発足した。マイクロソフト(MS)出身のキム・ジュヨンKAIST教授が創業した。同社は設立当初から、国内AI半導体スタートアップであるFuriosaAIとRebellionsに続く「次の主力銘柄」として注目を集めた。

HyperAccelは大規模言語モデル(LLM)の推論演算に特化した言語処理装置(LPU)を主力として掲げている。高帯域幅メモリー(HBM)の代わりに低消費電力DRAM(LPDDR)を活用し、LLM演算ではグラフィックス処理装置(GPU)級の性能を出しつつも消費電力は3分の1である点が中核的な競争力とされる。

とりわけHyperAccelが次世代LPU「ベルダ」を発売し、売上の可視性を確保したことで、既存投資家の한국투자파트너스とCompany K Partners(307930)がリード投資家として乗り出し、資金調達を主導した。한국투자파트너스のキム・ヒジン理事とCompany K Partnersのピョン・ジュニョン副社長がデューデリジェンスなど実務を主導した。

한국투자파트너스とCompany K Partnersに加え、KBインベストメント、Mirae Asset Venture Investment(100790)など既存の財務的投資家(FI)の大半がフォローオン投資に動いたとされる。あわせてLBインベストメント(309960)AJU IB INVESTMENT(027360)HBインベストメント(440290)、위벤처스などが新規投資家として名を連ねた。

クラフトンのヨクサムオフィス。/Krafton提供

ここにKraftonがSIとして乗り出し500億ウォンを投資した。KraftonはHyperAccelが目標としていた全体調達額(2000億ウォン)の4分の1を単独で埋めた。推論コストを下げる技術がゲーム会社の競争力として浮上するなか、LLMに特化したHyperAccelを半導体確保のパートナーに定めたとの評価が出ている。

HyperAccelは2000億ウォン規模の新規資金調達資金を活用し、データセンター向けAIアクセラレータであるベルダの量産に乗り出す方針だ。あわせてオンデバイス向けAIアクセラレータ「ベルダ・エッジ」(Bertha-Edge)の開発と初期受託生産まで進め、年内に検証用試作チップであるエンジニアリングサンプルを発売する予定である。

グローバル市場攻略にも速度を上げる。HyperAccelは8月に「HOT CHIPS 2026」でベルダの推論デモを公開し、グローバル・ビッグテックや半導体企業と製品適用の可能性を議論した。その後、国内AI半導体スタートアップとして初めてフォーブスアジアの「100 To Watch 2026」にも選定された。

国内VCのある審査役は「LPDDRを活用した演算チップ設計は消費電力を抑え、価格も下げられる点からエヌビディアも開発の方向性を定めた分野の一つだ」と述べ、「とりわけKraftonが半導体の需要先になり得る点も注目を集め、投資家の関心が大きかった」と語った。

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