14日から会社員が退勤後の時間帯でも国内の場内株式を自由に取引できる道が開かれる。
午後4〜8時にも株式をリアルタイムで取引できるようになり、大体取引所(ATS)であるネクストレード(NTX)との競争も本格化する見通しだ。
11日韓国取引所(KRX)によると、国内株式投資家の取引機会を大幅に拡大し市場を活性化するため、14日から午後4〜8時に運営される「アフターマーケット」(After Market)を正式稼働する予定だ。
従来の場引け後の時間外単一価格(午後4〜6時)売買は廃止され、リアルタイムで注文が約定する仕組みとなる。韓国取引所はアフターマーケットに、レギュラーセッションと同一の値幅制限(前日終値±30%)などを適用する計画だ。
KOSPI・KOSDAQ市場の株式と預託証券(DR)のうち、投資警告銘柄、整理売買銘柄など市場管理が必要な銘柄を除く大部分を取引できるようになる。
韓国取引所のアフターマーケット開設で既存のNTXとの本格的な競争も本格化する見通しだ。市場では両大取引機関の対決が、手数料引き下げやサービス改善など投資家利便の向上につながるか注目している。
投資家が最初に体感できる差は「取引対象銘柄の規模」だ。代替取引所であるネクストレード(NTX)の場合、現在取引可能な銘柄は600銘柄前後に限定されている。
一方でKRXが今回開くアフターマーケットは、有価証券市場(KOSPI)とKOSDAQに上場された大多数の銘柄が取引対象に含まれる予定だ。中小型株や多様な銘柄の売買を望む個人投資家であれば、KRXのアフターマーケットを活用する方が有利となり得る。
ただし手数料と取引の利便性の面ではNTXが相対的に競争力を備える。KRXに比べ取引手数料が約30%低いうえ、プレマーケットとアフターマーケットで先に経験を積んできた。
もっとも当面の間、夜間市場では上場投資信託(ETF)、上場投資証券(ETN)の取引は難しい見通しだ。当初は夜間時間帯のETF・ETN取引導入が進められたが、投資家保護と市場変動性の点検などを理由に、KRXとNTXの夜間市場でのETF・ETN取引の開始は猶予された状況だ。
退勤後の時間帯を活用した夜間株式取引が活性化すれば、海外株式市場の変動や夕方に発生する主要企業の公示などに投資家が即時に対応できるようになる。取引所間の競争が激化すれば、各取引所の特徴と銘柄サポートの有無を事前に正確に把握し売買戦略を立てることが有利とみられる。