本記事は2026年9月4日15時30分にChosunBiz MoneyMove(MM)サイトに掲載された。
汎LG家出身のク・ミヒョン前アワーホーム会長が買収を進めているKOSDAQ上場社Bonne(226340)が、旧株売却の残金納入日である10日までに半期報告書を提出できない可能性が高いことが確認された。Bonneをめぐり横領・背任の疑いと新株発行禁止の仮処分申請などの悪材料が相次ぐなか、半期報告書の提出まで遅れ、売却成否に対する懸念の声が出ている。
4日、投資銀行(IB)業界によると、Bonneは旧株売却の残金納入日である10日までに半期報告書を提出するのが難しい状況だと伝えられた。これによりク前会長の残金納入日も延期される見通しだ。
Bonneは7月、汎LG家の一員でアワーホーム会長を務めたク前会長の買収の知らせを伝え、市場の大きな関心を集めている。Bonneの株価は経営権売却の発表後、7取引日連続でストップ高を記録した。化粧品受託製造(OEM)企業で時価総額が100億ウォン台に過ぎなかったBonneは、ク前会長の買収という好材料を追い風に、最近の時価総額が500億ウォン水準まで膨らんだ。
しかしその後、悪材料が立て続けに浮上している。Bonneは先月14日の提出期限までに半期報告書を出せず、管理銘柄に指定された。役職員に関する内部通報が出て、監査人のレビュー意見を受けられなかったためだ。実際、この過程で前・現職経営陣の横領・背任容疑も確認された。さらに一部株主がBonneを相手取り新株発行禁止の仮処分申請を2度繰り返し提起した状況だ。
Bonneは当初、先月末までに外部監査人のレビュー意見を得て半期報告書を提出する計画だったが、いまだに報告書を出せていない。10日に予定された旧株売却の残金納入が実行されるには、レビュー意見の付いた半期報告書を提出し管理銘柄指定を解かれる必要がある。しかし現在の進捗を踏まえると、この時期までの半期報告書提出は難しい見通しだ。
Bonne側は「現在の手続き上、株式譲渡契約の残金納入日前に半期報告書の提出は難しいと見込まれる」とし、「残金納入日が順延される可能性があり、具体的な日程は確定し次第、公示する予定だ」と説明した。
市場の一部では、Bonneを取り巻く悪材料が相次いで噴出し、経営権売却が難航する可能性があるとの見方も出ている。ただし横領・背任の疑いと新株発行禁止の仮処分申請が経営権売却そのものを白紙化させる可能性は大きくないというのが関係者の評価だ。現在までに把握された横領・背任額は約1億ウォンで売買停止基準には達しておらず、回収可能性も大きい。新株発行禁止の仮処分申請も、最初の申請は裁判所で却下された。
一方で半期報告書でレビュー意見を得られなければ、筆頭株主の持分売却は事実上塞がる。半期報告書の提出時期とレビュー意見を得られるかどうかが、Bonneの経営権売却の行方を決めることになる。
現時点まで、売り手であるイム代表側と買い手であるク前会長側の双方が、取引を最後までやり遂げる意思が強いとされる。ク前会長側が参加した第三者割当増資とCBの払込みなども、半期報告書未提出とは別にすでに実施された。
業界関係者は「半期報告書の提出が遅れていることは、レビュー意見の形成に困難があるというシグナルと解釈される」と述べ、「ただし実際の結果は半期報告書の提出まで見守る状況だ」と語った。