本記事は2026年9月3日14時29分にChosunBiz MoneyMove(MM)サイトに掲載された。
回生計画案の認可を受けたホームプラスが直ちに不動産売却手続きに入る。売上不振で運営を中断した全国37店舗のうち自社所有の19店舗を再来年までに売却して負債を返済し、同時に筆頭株主であるMBKパートナーズの主導でホームプラスの黒字構造を構築し、会社そのものの売却も推進する方針だ。
ただし売却対象の19店舗の大半が地方にあり、円滑な売却を担保しにくい点が障害とされる。店舗売却が難航し、残存店舗が正常に運営されない場合、回生計画案は途中で廃止され、ホームプラスは回生裁判所の職権で破産手続きに入る可能性もある。
3日、投資銀行(IB)業界や法曹界などによると、ホームプラスは筆頭株主のMBKパートナーズ主導でこの日から非中核店舗の売却作業に着手した。5月に顧客離れおよび売上不振で営業を中断した店舗37カ所のうち、自社保有の19カ所が一斉に売却対象に上がった。
具体的にはキョンギハナム店、キョンサン店、ケリョン店、コヤンターミナル店、キムジェ店、ナミャンジュジンジョプ店、テグサンイン店、マサン店、ソデジョン店、ソミョン店、ソプサン店、アニャン店、チョンブクイクサン店、チュンゲ店、チネ店、キンテックス店、ポチョンソンウ店、ポハン店などである。2028年2月までに売却し、約1兆4000億ウォンを調達する目標だ。
店舗売却は、MBKパートナーズが1日に裁判所へ最終提出し翌日に認可を受けたホームプラスの回生計画案の核心とされる。店舗売却代金でメリッツ金融グループが設定した1兆3000億ウォン規模の不動産信託担保債権を返済し、担保権を解除した後に追加融資を受けて残余債権を返す構想だ。
MBKパートナーズは、ホームプラスの経営難の根本原因が過度な借入金にあると判断し、店舗売却と負債返済で利息負担を減らすなど運営効率化を進めれば黒字転換も可能だと見ている。組織改編と人員再配置も進め、2029年からの営業利益の黒字転換を目標とした。
実際、MBKパートナーズ側は前日、回生計画案の審理・決議関係人集会で「ホームプラスの店舗スリム化と営業正常化が計画どおり進む場合、年間1500億〜3000億ウォン規模のフリーキャッシュフロー(FCF)が創出され、単独生存に支障はないだろう」としつつ「会社自体のM&Aも推進する」と述べた。
問題は、回生計画案履行の核心である閉店店舗の売却に難路が予想される点である。売却対象の19店舗の大半が地方にあり、円滑な売却を担保しにくいためだ。売却対象の19店舗のうち首都圏所在は7カ所で、全体の半分にも満たないと集計された。
イーマート、ロッテマートなど競合他社がすでに地方の拠点を確保しているうえ、商業用不動産の投資心理まで冷え込んでいることも重荷だ。住商複合(複合開発)などの開発需要を狙うことはできるが、別途の地区単位計画や活性化計画の策定手続きが必要で、短期間の売却には限界があるとの評価が出ている。
売却額が1兆4000億ウォンに届かない可能性も大きい。買い手は流通大手ではなく不動産デベロッパーやPEFに絞られざるを得ないが、首都圏を含めた19件を2028年2月までに同時に売り出せば、市場に供給が集中して価格圧迫(事実上の急ぎ売り圧力)が生じざるを得ない。
店舗を安値で売却すると会社自体の売却も不透明になる。売却代金がメリッツ金融グループの信託担保債権の返済に優先投入される構造のため、安値で売れば全額返済に満たず、その場合は担保解除が遅れて利息負担が続かざるを得ない。MBKパートナーズが描く黒字転換も不透明になる。
すなわち「生存の試金石はこれからだ」とみるのがIB業界の見方である。店舗を売却すれば短期資金は注入されるが、長期的には営業基盤の縮小という副作用が避けられないためだ。8月の再開場初期に一時的に上向いた売上回復の勢いが最近鈍ったのが代表例だ。再開場初期の売上回復自体が破格の割引によるものだとする分析も少なくない。
MBKパートナーズも店舗売却の遅延可能性を認識しているとみられる。回生計画案に、店舗売却が第1次年度(2028年2月)内に完了しない場合、第3次年度(2030年2月)まで分割して弁済できると明記した。ただしこの場合、担保融資・全体の弁済日程も後ろ倒しになる。
IB業界のある関係者は「売却対象の首都圏店舗がどれだけ速く、どれだけ高い値段で売却されるかが回生手続きおよび今後の会社自体の売却の核心になる」と述べ、「弁済が計画案どおりに進まなければ、裁判所は『認可後の廃止』を決定し、破産を宣告する可能性もある」と語った.