この記事は2026年8月27日16時58分にChosunBiz MoneyMove(MM)サイトに掲載された。

国民成長ファンドの投資候補として取り沙汰されていた人工知能(AI)半導体企業DEEPXが、政策資金なしに民間資金のみで3700億ウォン規模の資金調達を進めていることが分かった。DEEPXは次世代製品の開発スケジュールなどを踏まえ、民間からの資金調達へ方針を転換したという立場だとされるが、それに先立ち国民成長ファンド側がDEEPXへの投資を否定的に評価したことが確認された。その後、国民成長ファンドの投資が実現しなかったことで、DEEPXが民間中心の資金調達に乗り出したという説明である。

DEEPXの企業ロゴ。/DEEPX提供

27日、投資銀行(IB)業界によると、DEEPXは現在、約3700億ウォン規模のシリーズD資金調達を国民成長ファンドの資金なしで民間投資家中心に進めている。今回の投資でDEEPXは約22億ドル(約3兆500億ウォン)の企業価値を認められたと伝えられている。

すでに一次資金も入金された。既存株主のBNWインベストメントとDS資産運用が今月初めにDEEPXへ約420億ウォンを払い込み、一次クロージングを終えた。DEEPXは残りの資金を民間金融会社と既存・新規投資家で埋める計画だとされる。

当初、市場ではDEEPXの今回の資金調達に国民成長ファンドの資金が入る可能性が高いと見ていた。DEEPXは3月に金融委員会と科学技術情報通信部が開催した国民成長ファンド「K-エヌビディア育成プロジェクト」の官民合同懇談会に、Rebellions、FuriosaAI、HyperAccel、モビリントなどとともに出席した。当時、業界ではRebellionsとアップステージに続き、DEEPXが国民成長ファンドの3号投資の主役に選定されるとの見方が出ていた。

4月まではDEEPXは国民成長ファンドの直接投資を念頭に民間マッチング資金を募っていた。当時、2兆ウォン台の企業価値を基準に約6000億ウォン規模の資金調達が取り沙汰された。

しかし、その後雰囲気が変わった。6月には国民成長ファンドのAI企業投資の優先順位でDEEPXが後回しとなり、FuriosaAIが先に投資審議を受ける方向で整理された。投資決定が遅れていた7月には、DEEPXが資金調達の目標額を当初の6000億ウォン前後から3000億ウォン台へ引き下げた。市場には、次世代製品の開発スケジュールを考慮し、国民成長ファンドを待つ代わりに民間投資で資金調達の方向を変えたという会社側の説明が伝わった。

しかし実際には、DEEPXと国民成長ファンド側の投資協議が順調ではなかったことが分かった。双方が投資の方向性や条件などを協議する過程で認識の隔たりがあり、DEEPX経営陣の一部の発言をめぐっても国民成長ファンド内部で不快な空気が生じたと伝えられた。その後、政策資金による投資の議論は事実上中断されたという。

業界では、DEEPXの企業価値をめぐる見解の相違も投資協議に影響したとみる。一部の証券会社がDEEPXへの投資を検討したが、企業価値の水準に負担を感じ最終決定をためらったとされる。国民成長ファンドが投資に参加しない方向へ傾き、ポジティブに見ていた一部投資家も様子見の雰囲気へと戻った。

市場は今回ラウンドの最終的な調達結果に注目している。国民成長ファンドなしでも目標の3700億ウォンを確保する場合、DEEPXを3兆ウォン台の企業とみる見方がそれだけ十分であることを意味するためだ。

IB業界関係者は「既存株主中心の一次クロージング以降に新規投資家をどれだけ確保できるかが、企業価値に対する市場評価を測る指標になる見通しだ」と述べた。

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