来月から保険会社が住宅ローンの担保認定比率(LTV・Loan To Value ratio)が高い住宅ローンを取り扱う場合、追加の自己資本を積む必要が生じ、新規の住宅ローン取り扱いが減る見通しだ。金融当局が下半期の家計向け与信の総量規制を緩和し、30兆ウォンを追加で供給することにしたが、保険会社の住宅ローンは引き締め方向を選んだ。
28日保険業界などによると、金融当局は最近、規制審査委員会を開き、この内容の保険業監督業務施行細則の改正案を確定した。改正案には9月末から保険会社が取り扱う住宅ローンのリスク係数を引き上げる内容が盛り込まれた。
具体的には、LTV60〜80%区間の住宅ローンの支払余力(K-ICS)比率算定時に、現在はリスク係数を3.5%で適用しているが、9月末からは4%に上がる。リスク係数は資産別のリスク度合いに応じて追加で積むべき資本規模を決める基準である。数値が上がれば保険会社が負担すべき資本が増える。
今回の細則改正は、保険会社の住宅ローン負担を高め、生産的分野への投資誘因を拡大する趣旨だ。金融当局は「金融圏資本の不動産偏在に伴うシステムリスクを先制的に管理し、生産的分野への資金供給誘導のための制度的裏付けが必要だ」と説明した。
一部LTV区間のリスク係数を0.5%ポイント(p)引き上げるものであり、当面は保険会社の資本に与える影響は大きくない見通しだ。ただしリスク係数が高まれば、その分だけ要求資本が増え、保険会社の住宅ローン取り扱いの誘因は弱まる。
金融当局は13日、実需の住宅購入者を支援するため、金融圏の家計向け貸出増加率の管理目標を従来の1.5%から3.0%に引き上げることにした。これにより金融圏全体で約30兆ウォンの追加貸出余力が生じる見通しだ。
金融当局の貸出規制緩和により、住宅ローンを中断していた一部の保険会社は最近、貸出営業を再開した。先月住宅ローンの取り扱いを中断したサムスン火災海上保険(000810)は前日、一部営業を再開し、한화생명도は二カ月余りぶりに住宅ローンの窓口を再び開いた。このほか住宅ローンの取り扱いを絞っていた保険会社も、再開時期を検討していると伝えられた。