サムスンSDI器興本社。/サムスンSDI提供

信栄証券は24日、サムスンSDI(006400)について、サムスンディスプレイ(SDC)持分の売却を通じて北米エネルギー貯蔵システム(ESS)用電池の生産能力(CAPA)拡張に向けた資金を具体化したと評価した。投資判断は「買い」(BUY)と目標株価70万円をそのまま維持した。前営業日の終値は47万8000ウォンである。

これに先立ちサムスンSDIは、保有中のサムスンディスプレイ持分のうち約4兆4500億ウォン(5%)に相当する持分売却を公示した。営業日は27日で、売却後の保有比率は15.2%から10.2%に低下する。

パク・ジンス信栄証券研究員は「今回の持分売却で調達した資金の一部は借入金返済に充てる予定だ」とし、「大部分はGMとの合弁会社(JV)だった『SDI-GM Synergy Cells』の増設投資に活用する」と分析した。

サムスンSDIは14日、当該JVでGM側持分(49.99%)を全量買収し、単独法人へ転換すると明らかにした。

パク研究員は「当該法人は単独法人転換後、リン酸鉄リチウム(LFP)角形ESS電池ラインを並行して導入する見通しで、量産稼働の時点は2028年下半期と推定される」とし、「全ラインのうちESS電池ラインの規模は20ギガワット時(GWh)以上になる」と説明した。

サムスンSDIの北米ESS電池CAPAは年末の約30GWhから2028年末に50GWh以上へ増加する見通しだ。パク研究員は短期の業績負担よりも中長期の成長性に注目すべきだと指摘した。

パク研究員は「持分売却により関係会社持分法利益は従来比で3分の2水準へ減少するが、2028年以降に本格化する新設ラインの外形と利益成長ポテンシャルがこれを上回る」とし、「単独法人体制へ移行するだけに、生産電池の利益を100%支配株主持分の当期純利益として認識できる点もポジティブだ」と分析した。

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