現代車証券は米国のフロンティア人工知能(AI)モデルの成長が2026年3四半期から再び確認されると見通した。中国の低価格AIモデルへ移っていた需要が高性能コーディングと推論、エージェンティックAIを中心に米国モデルへ回帰し、AIの収益化に対する懸念も和らぐとの分析である.
キム・ジェスン現代車証券研究員は21日のリポートで、オープンAIの2四半期の売上成長率鈍化をAIモデル競争力の弱体化と受け止めるべきではないと分析した。オープンAIの2四半期売上は前四半期比18%増にとどまった。同期間にAnthropicの売上が2倍以上増加したのと比べると、成長の鈍化が目立つ格好である.
ただし2四半期の売上は遅行指標であるため、直近の動向も併せて確認すべきだとみた。オープンAIが6月に公開したGPT-5.6 Solがコーディング性能と価格競争力で好評を得ており、開発者向けAIサービスであるコデックス(Codex)の売上も急速に増加しているためである.
データ企業ティカートレンズ(TickerTrends)が推定したCodexの年換算反復売上(Tracked ARR)は7月6日の58億8000万ドルから今月10日の88億3000万ドルへ約50%増加した。同期間にAnthropicのクロードコード(Claude Code)は142億6000万ドルから151億2000万ドルへ6%の増加にとどまった。キム研究員はこれを、オープンAIの成長軸が開発者中心のCodexと企業向けAIへ移行しているシグナルと解釈した.
グローバルなAI使用量にも変化が表れている。有料AI推論トークンの使用量を示すトークン需要指数(Token Demand Index)を国別にみると、先月に成長が止まっていた米国AIモデルのトークン使用量が今月に入り反騰した。5月以降、中国の低価格オープン型AIモデルへ移っていた需要が、再び米国のクローズドなフロンティアモデルへ一部回帰しているとの分析である.
とりわけコーディングと推論、エージェンティックAIのように高い性能が必要な分野で、米国AIモデルに対する企業需要が拡大している。16日からはAIトークン使用コストを示すトークン費用指数(Token Expenditure Index)も反騰した。クローズド型AIのトークン費用指数が上昇する一方で、オープン型モデルは低下し、企業が単に安価なモデルよりも業務成果が高い高性能モデルを選び始めたという説明である.
中国AI企業の低価格攻勢も長期間続くのは容易ではないと見通した。モデル性能の向上とサービス運営コストを勘案すると、価格を継続的に下げるには限界があるためである。AIモデルの選定基準が単純なトークン当たりコストから、実際に業務を完了するのにかかるコストへ移るほど、米国フロンティアモデルの競争力が高まる可能性があるということだ.
キム研究員は、米国内のブラックウェルGPU(グラフィックス処理装置)コンピューティングの賃貸価格が高水準を維持している点も、高性能AI需要が続いている根拠として示した。高性能推論を要するコーディングとエージェンティックAIの需要が、高性能コンピューティング需要へとつながっているとの分析である.
現代車証券は、3四半期から高性能な米国フロンティアAIモデルへ需要が移る流れが現れ、これまで提起されてきたAIの収益化懸念も次第に低下すると見通した.