米国の国債金利が19年ぶりの高水準を記録した影響で、19日に韓国の株式市場が急落して始まった。寄り付きから5分余りで有価証券市場には売りサイドカー(プログラム売り気配の一時効力停止)が発動された。高い実質金利は企業の資金調達コストを引き上げる一方で株式の割引率を押し上げ、市場の重荷として作用する。
韓国取引所はこの日午前9時6分、有価証券市場に売りサイドカーを発動した。売りサイドカーが発動されると5分間、プログラム売買の売り気配の効力が停止される。当時のプログラム売買規模は純売り3505億ウォンである。
有価証券市場の売りサイドカーは、KOSPI 200を原資産とする先物価格が5%以上下落した後、1分以上継続すると発動される市場安定装置である。当時、ミニKOSPI200先物は前営業日比6.02%安の1013.26で取引されていた。
今年に入って有価証券市場で売りサイドカーは25回発動した。6日以後、8営業日ぶりに売りサイドカーが発動された。買いサイドカー23回を合わせると、サイドカー発動は48回に達する。
19年ぶりの高水準まで急騰した米国の国債金利が投資心理を悪化させている。18日(現地時間)ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)などの海外報道によると、米30年物国債利回りは取引時間中に年5.33%まで上昇した。2007年以後、19年ぶりの高水準である。市場金利が上昇すると企業の資金コストを押し上げ、株式の割引率を高めて通常は株式市場の悪材料として作用する。
金利上昇の背景には国債の買い手の変化とグローバル・ビッグテックの長期債発行がある。ブルームバーグによると、かつて米国債は価格変動に相対的に鈍感な機関投資家が買い入れていたが、最近は収益に敏感な民間投資家へと移行している。これに加え、ビッグテックが30年物の超長期債を発行し、国債の需給が分散しているとの分析が出ている。
この余波で前夜のニューヨーク株式市場はそろって下落して終えた。18日(現地時間)ダウ工業株30種平均は前営業日比0.22%安の5万3343.40で取引を終えた。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500種指数は0.69%下落の7691.76、ナスダック総合指数は1.33%安の2万6289.71で引けた。